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33年間連れ添ったカップル、女性が余命わずかと宣告され準備期間9日で挙式(英)

Techinsight

女性に巨大ながん腫瘍が発見され結婚式を前倒ししたカップル(画像は『The Mirror 2022年4月24日付「Man rushed to marry after wife diagnosed with ‘largest tumour doctor had ever seen’」』のスクリーンショット)

イギリス在住のカップルが今月16日、予定を前倒しして結婚式を挙げた。当初は5月15日に挙式が執り行われる予定だったが、胆管に進行性のがん腫瘍を抱えている女性の病状が悪化し余命わずかと診断されたため、たった9日間で準備することになったという。急だったにもかかわらず当日は110人のゲストに祝福された2人は「これ以上ないほど素晴らしい一日だった」と語っている。『The Mirror』『Birmingham Live』が伝えた。

英バーミンガムのヤードリーで暮らすマイリ・マクファイルさん(Mairi Macphail、66)は4月16日、33年間連れ添ったパートナーのデヴィッド・キートリーさん(David Keatley、65)と結婚式を挙げた。2人の結婚式は当初5月15日の予定だったが、胆管がんを患うマイリさんの病状が悪化したため、医師から「可能ならば挙式を早めたほうがいい」と告げられたという。

デヴィッドさんはマイリさんの病気が発覚した時のことをこう振り返った。

「マイリが胆管がんと診断されたのは今から1年前のことでした。その数か月前から脇腹の違和感と腹部膨満感などの症状に悩まされていましたが、パンデミックのせいで診察が遅れてしまって…。最初は過敏性腸症候群(IBS)によるものだと思っていましたが、マイリには病院で診てもらうように言いました。すると血液検査で異常が見つかり、その後の診察で腫瘍が発見されたのです。その大きさは当時14センチでしたが、医師からはこれまで見てきた中で一番大きい腫瘍と言われました。」

「医師からは化学療法で腫瘍が縮小すれば手術ができると言われたので、私たちはそれに期待していました。マイリは2021年6月から9月まで化学療法を受けましたが、残念なことに腫瘍は19センチとさらに大きくなっていました。それからは薬物療法の治験が行われていないか探しましたが、残念ながらマイリに適合するものは見つからず、10月から再び化学療法を始めることにしたのです。」

今年1月中旬まで化学療法を続けていたマイリさん。だがその後の検査では腫瘍は縮小するどころか、21センチにまで成長していることが明らかになった。

そして腫瘍の影響により、発熱や敗血症などを患ったことから入院生活は2月中旬まで続いたという。体重が減り、弱っているマイリさんに医師は緩和ケアを受けるしかないと判断した。そして3月末には「もし結婚式の日を早めることができるなら、そうすべきだ」と告げられたという。

たった9日間で結婚式の準備をしたというデヴィッドさんは当日の様子をこのように明かしている。

「あの日は本当に特別で、これ以上ないほどの素晴らしい一日になりました。家族が3段のケーキを作って110人のゲストが祝福してくれました。指輪のことは何も考えていなかったのですが、宝石店の計測器を病院に持って行きマイリの指のサイズを測った翌日に指輪を受け取ることができたんです。入院中に転倒して股関節を骨折してしまったマイリはバージンロードを歩くことができませんでしたが、息子が車椅子を押してくれました。」

「さらにサッカーのアストン・ヴィラFCの大ファンであるマイリのために、同クラブでミッドフィルダーとして活躍するジョン・マッギン選手(John McGinn)が『家族と共に過ごす最後の瞬間が最高でありますように』とメッセージを送ってくれたのです。私たちは大満足でした。そして嬉しいことに、私たちの結婚式をきっかけに息子のスチュアート(Stuart)も恋人にプロポーズしたんです。」

現在は24時間モルヒネなどの薬を使って緩和ケアを受けているというマイリさん。デヴィッドさんは長年連れ添った最愛のパートナーである彼女への思いをこう語っている。

「私がマイリにプロポーズしたのはずっと前のことです。でも結婚より大事なことがいつもあったし、一緒にいられるだけで幸せでした。本当は私が退職する前に結婚するのが良いだろうと思っていたのですが、パンデミックが始まってしまったので叶いませんでした。私たち夫婦には色々な計画があったのですが、今はマイリが余命わずかであることを受け入れて、一日一日の計画を立てています。そして彼女の命が尽きた時はより良い場所に行けることを信じています。」

画像は『The Mirror 2022年4月24日付「Man rushed to marry after wife diagnosed with ‘largest tumour doctor had ever seen’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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