もう「鶏むね肉」は切らない。塩昆布だけで驚くほどおいしいレンジおかず
時短料理家の田内しょうこです。冷蔵庫にある定番食材で作る、“ふたつでおいしいふだんごはん”をご紹介します。今回の材料は、鶏むね肉とトマトだけ。味つけは塩昆布だけ、鶏むね肉を切らずに加熱できるから、暑くて疲れたときにも嬉しい一品です。※調味料の数は食材に含めていません。
味付けは塩昆布だけ!
暑い日は、できるだけ火を使わずに晩ごはんを作りたいですよね。
そんな日におすすめなのが、電子レンジだけで完成する鶏むね肉とトマトの蒸し物です。
味付けは塩昆布が主役。
塩昆布のうま味成分であるグルタミン酸に、トマトのグルタミン酸、さらに鶏むね肉のうま味が合わさり、うま味の塊のような一品に!
トマトに含まれるリコピンは油と一緒に摂ることで吸収されやすくなるといわれ、仕上げのごま油もおいしさと栄養の両面でおすすめです。
おいしいのひと手間1. 塩昆布は2回に分けて
大切なポイントひとつめが、塩昆布の2回使い。
最初の塩昆布のうま味が全体に広がって基本の味つけになります。
仕上げに加えた分は塩昆布の風味と食感がアクセントになります。
おいしいのひと手間2. 鶏むね肉はフォークでほぐす
大切なポイントふたつめが、鶏肉をフォークでほぐすこと。
鶏肉を切る手間なしに仕上がるのが、このレシピの最大の魅力。
加熱したばかりの肉は熱いので、フォーク2本で手早くほぐしていきましょう。包丁を使う手間が省けるうえ、加熱後にほぐすことでしっとりやわらかく仕上がります。
ほぐした断面にたっぷりのトマトソースが絡み、よりおいしくなります。
それではここから、作り方をご紹介します。
鶏むねとトマトの塩昆布蒸し(調理時間10分)
材料(4人分)
・鶏むね肉……1枚(300g)
・トマト……大1個(または中2個)300gくらい
<調味料>
・酒…大さじ1
・塩昆布…20g
・ごま油…小さじ1〜2
作り方
1.トマトは8等分くらいに大きく切る。大きなトマトなら、さらに半分に切る。
2.耐熱容器にトマトを入れ、中央をあけて鶏むね肉を入れる。表面に酒をかける。
3.塩昆布の半量を鶏肉の上にのせる。
4.ラップをふんわりかけて600Wの電子レンジで7〜8分加熱する。500Wの場合は、8分20秒〜9分40秒ほど加熱する。
5.鶏肉に火が通っていない場合は、様子を見ながら30秒ずつ追加で加熱する。(おいしくなる重要な工程!)
6.鶏肉を取り出し、フォーク2本を使ってほぐす。(おいしくなる重要な工程!)
7.残りの塩昆布、ごま油を加えてさっと混ぜる。
お好みでレモン汁を加えて
うま味が強くまろやかな仕上がりなので、レモン汁や酢を小さじ1〜2かけると味がぐっと引き締まります。
たっぷりの汁で肉が柔らかいままで保存できるので、夏の作りおきとして冷たくして食べるのもおいしいですよ。
ダイエットの作りおきにも
肉を切らずさっと作れるのに、しっかり満足感もあり。
低カロリーでたんぱく質をしっかり摂れるので、ダイエットにもおすすめです。
味付けは塩昆布があれば十分。調味料をあれこれ量る必要がなく、迷わず作れるのもこのレシピの魅力です。トマトがたっぷりと出回る初夏にぜひ作ってみてくださいね。
田内しょうこ/料理研究家