〈天理市〉銅メダルに輝いた馬術団体“初老ジャパン”が凱旋訪問
天理市が北島選手・田中選手に『天理市特別表彰』を授与
日本選手団の活躍で興奮と感動を呼び起こしたパリオリンピック2024。馬術競技では総合馬術団体で銅メダルを受賞、馬術競技でのメダル獲得は西竹一さん以来92年ぶり、団体で初めてのメダルをもたらしました。
左から田中利幸選手、北島隆三選手、並河市長8月16日、総合馬術団体の代表メンバーの北島隆三選手(38)と田中利幸選手(39)が天理市を訪れ、並河市長から『天理市特別表彰』が贈られました。
天理市にゆかりの深い両選手が凱旋訪問
『初老ジャパン』の愛称で注目を集める馬術日本代表。メンバーのうち北島選手と田中選手は天理市福住町にある乗馬クラブ『クレインオリンピックパーク』に所属しており、同市での在住経験もあり今回の訪問が行われました。並河市長は「メダルを獲得された2人が天理ゆかりの選手ということで深い感動をいただいた」と祝いの言葉を贈りました。
プレッシャーを乗り越えて3位入賞、次のロスを目指す
7月27日から29日にかけて行われた総合馬術団体。2日目のクロスカントリーを終え日本代表は3位につけました。障害馬術が行われる3日目、競技前の馬体検査で北島選手の馬が故障で検査に通らず、代わりに田中選手が出場しました。選手交代によって減点20となり5位に後退するも、巻き返して見事銅メダルに輝きました。
田中選手は「選手交代による減点は20点で減点0で帰ってこないといけない状況で、しかも1番手ですごいプレッシャーでした。競技前に北島選手と一緒に準備運動をしてコースを周り、本番は雰囲気に飲まれることなく楽しく乗れました。チーム一丸となって4人で取れたのが最高でした」と感想を述べました。
また、北島選手は「ヨーロッパ勢が強い種目でトップ3に入るのに長い時間がかかった。3位までたどり着けて本当にうれしく思う。次のロスに向けて頑張っていきたい」と話しました。