転機の裏に「挑戦かどうか」 元競泳日本代表・田中雅美さんが登壇
元競泳日本代表で2000シドニー五輪銅メダリストの田中雅美さん(45)が7月19日、八王子市役所で職員に対し特別研修を行った。
同市役所では7月から、先輩職員が後輩職員のメンタル支援をする「八王子版メンター制度」の導入を開始。その皮切りイベントとして、八王子学園八王子高等学校(台町)・中央大学(東中野)卒業である田中さんが特別研修の講師として招かれた。
15歳で八王子に
研修のテーマは「一歩踏み出すためのヒント」。田中さんは、集まった約80人の職員などを前に、15歳の時に生まれ育った北海道から単身八王子にやってきたこと、その後男子水泳部しかなかった中央大学に進学を決めたことなど「人生の転機」を回顧。その際に決断できたことについて「自分にとってチャレンジなのはどちらか、得られるものが大きいのはどちらか、新しい人と出会えるのはどちらか、を考えることが大切」と職員らに語りかけた。
JSS東京八王子クラブに在籍していた田中さん。最後に「八王子は東京のふるさと」と話し、「八王子で水泳教室などがあったらぜひ講師をしてみたい」と今後の展望にも触れた。