ご飯もおかずも妥協なし!釜焚きご飯×至高のおかずが味わえる新潟のお店6選
炊きたてのご飯のふっくらとした粒立ちとお米の甘み。そこに寄り添うのは、ご飯のおいしさを一層引き立てる自慢のおかずたち。この記事では、ご飯にもおかずにも一切妥協のない、こだわりのお店をご紹介します。
竈kamado|新潟市中央区
佐渡産鯖の幽庵焼き 1,925円|ユズ、みりん、しょうゆを合わせた漬けダレに半日漬け、香ばしく焼き上げる。爽やかな香りがたまらない。
素材の力を引き出す、釜炊きと炭火の極み
手間と時間を惜しまず食材のおいしさを引き出した料理で楽しませてくれるこちら。2011年のオープン以来大切に守り続けてきたのは、昔ながらのかまど炊きご飯と、炭を使った炉端焼き。魚は佐渡産を中心に使用し、鮮度と味にこだわって全国各地から厳選して取りそろえている。
アカハチメは浜焼きで。
下処理を施した後、数日かけて漬ける・干すなどの工程を経た魚は、うま味が増して美味。特に佐渡産鯖の幽庵焼きは、肉厚な身をご飯とともにいただけば、大根おろしの爽やかな香りとタレの香ばしさが口いっぱいに広がり、思わず笑顔になるおいしさ。
使用しているお米は岩室産コシヒカリ。7代続くベテラン農家が、生育段階で自家製酵素を散布して育て上げた特別栽培米。
また、厳選された食材の魅力もさることながら、県産米のおいしさも格別だ。新潟市西蒲区岩室に田畑を持つ契約農家から直接仕入れたお米は、年間を通して低温冷蔵で保管しているため、いつ訪れても至高の一膳が味わえる。
炭火焼きで食材本来のうま味を余すところなく引き出す石田さん。漂う香りが食欲をそそる。
「年々食味を上げる農家さんの努力が詰まった最高のお米を、最高の状態で提供したい」とご主人・石田さん。秋から冬にかけては、佐渡産のブリやタラなど、さらに魚がおいしくなる季節。今年はサンマの当たり年とのことなので、脂ののったサンマの塩焼きをご飯とともにいただこう。
火力が要。薪で一気に炊き上げると、うま味成分「おねば」が出る。
お米に使う水は、五泉市の湧水「吉清水」がお店のスタンダード。
釜炊きご飯の 塩おにぎり。
ひな鶏の炭火焼御膳 鬼香ばし味噌辛味だれ 2,035円|骨付きの鶏モモ肉をタレに漬け込み、低温調理した後に炭火で焼き上げたご飯が進む一品。辛口もしくは甘口から選べる。
趣のあるカウンターのほか、子ども連れにも優しい座敷と小上がり席を完備。
メニュー
・キングサーモンの味噌漬け焼き 1,485円
・アカハチメの浜焼き(単品)1,540円
・ 手ごねハンバーグ炭火焼き御膳 焼き舞茸 自家製柚子胡椒ポン酢 1,650円
店舗情報
店舗名:
炭火・かまど料理 竈kamado
住所:
新潟市中央区出来島2-7-18
TEL:
025-278-3777
営業時間:
11時~14時(13時30分LO)、17時~22時(21時LO)※ご飯がなくなり次第終了
定休日:
月曜、第3日曜
席数:
38席
駐車場:
9台
キママニ食堂|三条市
エビフライ定食 1,400円|サクサクとした衣とぷりぷりの身が絶妙。自家製タルタルソースを合わせれば、さらにおいしさ倍増。
栄養満点の料理を釜炊きご飯とともに
オープンから10年を迎えた、釜炊きコシヒカリと手間を惜しまない料理を提供している食堂。なかでも羽釜でふっくらと炊き上げたご飯が評判で、その味を求めて通う常連客も多い。お店は夫婦で切り盛りしており、お米の産地は主に奥さんの実家がある柏崎市西山町。
大きな4升釜を使い、毎日じっくり50分ほどかけて炊き上げる。
「初めて食べた時に感動したこのお米を、いかにおいしく食べてもらうか」を追求した結果、お米が主役のスタイルに行き着いたそう。
釜の中で米が対流しながら炊かれるため、炊き上がりはふっくらとした粒感に。
「おいしくたくさん食べて、笑顔になってほしい」という思いから、ランチに付く4品のお惣菜はなんとおかわり自由。おから、ひじき、切り干し大根の定番副菜に加え、県産野菜を使った旬の副菜は、肩肘張らずに楽しめるようなほっとするおいしさ。
使用しているお米は新潟県産コシヒカリ。柏崎市西山町産コシヒカリを中心に、三条市下田地区のコシヒカリも提供している。
定食のメイン料理は、ジャンルにとらわれず選択肢が豊富なうえボリューム満点。さらに、ご飯のおかわりは1杯180円と手頃なので、迷わず注文したいところ。また、栄養バランスに配慮した多彩な料理は、健康的な食生活を後押しする内容として評価され、三条市の「スマートミール」にも認定されている。
出来立てならではの香りや食感を楽しんでもらえるよう、一皿ずつ丁寧に仕上げる。
新米の時季ならではの特別メニューも提供しているので、今だけの味わいを目がけて訪れてみてはいかが。
健康的な ドリンクも人気。
チーズinハンバーグ定食 1,350円|釜炊きご飯に合うおかずとして、創業時に考案された人気メニュー。作り置きは一切せず、注文が入ってから焼き上げる。ランチのお惣菜は おかわり自由!
カウンターとテーブル席のある明るい店内。
メニュー
・鶏肉のたれかつ丼定食 1,070円
・今週のキママニ定食 1,170円
・豚肉の生姜焼き定食 1,280円
・カラスガレイのつけ焼き定食 1,350円
店舗情報
店舗名:
キママニ食堂
住所:
三条市林町2-15-16 サニービル114
TEL:
0256-46-8298
営業時間:
11時~15時、17時~21時(各30分前LO)
定休日:
月曜、日曜夜、月一回日曜、ほか不定休
席数:
24席
駐車場:
共有あり
魚沼釜蔵総本店|南魚沼市
牛カツ生わさびもち豚丼 2,079円|やわらかく上質な国産牛ヒレ肉の牛カツと、地元で育った越後もちぶたを惜しみなく盛り付けた人気メニュー。
食材の宝庫で見つけたお肉好き必食の本気丼
釜炊きコシヒカリをはじめ、地元産を中心に厳選した食材を使った料理を提供しているこちら。「地元食材の魅力を広げたい」という思いから、南魚沼産コシヒカリを豪快に味わえる食のキャンペーン「南魚沼、本気丼」に毎年参加しており、総重量220グラムのご飯に加え、極上のブランド肉をリーズナブルに味わえる丼を提供している。
肉のうま味を引き立てる魚沼わさびの優しい爽快感と、卵のまろやかさが絶妙にマッチ。
いまや名物となった牛カツは、本気丼キャンペーンが始まってすぐに誕生した一品。そんな牛カツとやわらかなもち豚をどちらも堪能できるのが、牛カツ生わさびもち豚丼だ。ご飯の上にたっぷりのった牛カツと越後もち豚に香ばしい秘伝の合わせダレが絡み、仕上げにおろしたての魚沼わさびをのせれば、一口食べるごとに箸が止まらなくなる。
神楽南蛮味噌、比内地鶏の卵黄など、4つのおかずと味わえる極上コシヒカリ白釜飯(1合1,089円)。
すべての料理を引き立てる南魚沼産コシヒカリは、お米のおいしさを評価する「食味ランキング」で特Aの評価を受けた逸品。大きな羽釜で炊き上げられたつやつやのご飯とジューシーなお肉をほおばる度に幸せが広がり、あっという間に丼の中は空っぽに。
白釜飯に付く、ご飯のおとも。
ほか、昼は親子丼、夜は焼き鳥で提供する鮮度抜群の秋田比内地鶏もおすすめ。食材の宝庫・南魚沼で、極上の一杯と出会おう。
「一食に感動を」が店の信条。心を込めて作っている。
使用しているお米は南魚沼産コシヒカリ。食味、色、つや、粘り。すべての要素をバランス良く持ち合わせた最高品質の天空米。
村上牛・牛タン重 2,519円|程良くサシが入ったA4村上牛を使用。自家製しょうゆとソースを合わせた秘伝ダレのおいしさが相まり、ヤミツキに。
土壁や障子戸で仕切られた、心落ち着く和の空間。完全個室のかまくら席は、特別な日にもぴったり。
メニュー
・超厚切りロースカツ(100gあたり)979円
・村上牛極上霜降りステーキ(150g)2,519円
・牛ヒレレアかつ 1,089円
・もち豚と舞茸のわさびソテー 869円
店舗情報
店舗名:
魚沼釜蔵総本店(ウオヌマカマクラソウホンテン)
住所:
南魚沼市六日町105-1 サンプラザビル2F
TEL:
025-781-5660
営業時間:
11時30分~14時、17時~22時(21時30分LO)
定休日:
不定休
席数:
50席
駐車場:
店裏の商店街駐車場共有
千年鮭きっかわ 井筒屋|村上市
鮭料理 八品 3,025|鮭の焼漬、はらこのみそ漬け、かぶと煮、手まり寿司など、鮭のさまざまな部位や伝統の調理法が楽しめる。
歴史ある建物で味わう土鍋ご飯と伝統の鮭料理
鮭の文化が根付く村上で、技術と伝統を大切にしながら、現代の味覚にも寄り添った商品作りを続ける老舗「千年鮭 きっかわ」が営む鮭料理専門店。築130年以上の由緒ある古宿をリノベーションした店内は、国の登録有形文化財に指定される風格とぬくもりに包まれている。
使用しているお米は関川村産コシヒカリ。土鍋で丁寧に炊き上げる関川村産のコシヒカリは、香ばしいおこげも魅力のひとつ。
土鍋でふっくら炊き上げるご飯は、関川村の米作り名人・奥山政行氏のコシヒカリを使用。なかでも8品から22品までそろう鮭尽くしのコースでは、100種以上あるとされる伝統の鮭料理を、自慢のご飯とともにじっくりと味わえる。
塩引き鮭は、片面を約2分ずつ、皮が黄金色になるまであぶると食べごろに。
鮭の塩引きや酒びたしなど、昔ながらの製法を守って手づくりしているため、添加物や化学調味料は一切不使用。まずは炊きたてのご飯を、焼きたての塩引き鮭や一品料理と一緒に、2杯目は村上名物の番茶にカツオだしを加えただし茶を注いでお茶漬けにしていただこう。
2杯目は、ひたひたに だし茶をかけて。
香ばしいおこげと熟成した塩引き鮭の深いうま味が絶妙に重なる、最後のひと口まで箸が止まらない至福の味わいを心ゆくまで満喫して。
味わいある建物は町めぐりスポットとしても人気。店内では鮭加工品や甘酒なども販売。
メニュー
・鮭料理十一品 4,048円
・鮭料理二十二品 7,843円
・極上 豪快はらこ丼 4,752円
・鮭珍味 五品盛り 1,320円
店舗情報
店舗名:
千年鮭きっかわ 井筒屋
住所:
村上市小町1-12
TEL:
0254-53-7700
営業時間:
11時~14時LO
定休日:
1・2月は火・金曜、3~9月は火曜、年末年始
席数:
36席
駐車場:
3台
ちゃわんめしたっぽ家|南魚沼市
和豚もちぶた生姜焼き定食 1,200円|ご飯が進む人気メニュー。ご飯は一部メニューを除いて大盛り無料。 ※写真はイメージ
南魚沼ならではのごちそうを炊きたてご飯とともに
地元で親しまれる直売所「雪あかり」に併設された食堂。看板メニューは、おにぎり以上・定食未満というユニークなスタイルの「ちゃわんめし」。かまどでふっくらと炊き上げる塩沢産コシヒカリは、かむほどに優しい甘みが口いっぱいに広がる。
使用しているお米は魚沼産コシヒカリ 。かむほどに甘みを感じるかまど炊きコシヒカリ。炊きたての香りがたまらない。
さらに、和豚もちぶたや妻有ポーク、魚沼野菜など地元ならではの食材をふんだんに取り入れた定食や丼は15種類以上。どれもご飯との相性を考え抜いた味わいで、心まで満たされる。ほかほかのご飯と、地域ならではのおかずを存分に堪能しよう。
ほろりと崩れる食感と甘辛いタレが食欲をそそる妻有ポークの角煮定食(1,450円)。
メニュー
・釜炊きコシヒカリ ちゃわんめし 600円
・サバ味噌定食 1,100円
・ご当地南魚沼 きりざい丼 900円
・とろろめかぶそば 950円
店舗情報
店舗名:
ちゃわんめしたっぽ家
住所:
南魚沼市下一日市855 道の駅 南魚沼「雪あかり」内
TEL:
025-783-3983(四季味わい館)
営業時間:
10時~18時(17時30分LO)※冬季は17時まで(16時30分LO)
定休日:
水曜、1月1日
席数:
50席
駐車場:
共有あり
とくっと 大潟本店|上越市
サーロインステーキ重 2,090円|甘辛ダレがかかったジューシーな牛ロースに、揚げネギがたっぷり。
毎日ぬか釜で炊き上げるふっくらご飯が主役
旬の食材を生かした和食からイタリアン、創作料理まで多彩な味わいをそろえるお店。もみ殻を火元に炊き上げるぬか釜を使ったご飯が魅力で、一粒一粒がふっくらと際立ち、お米本来の甘みと香りを堪能できると評判。
使用しているお米は頸城産コシヒカリ 。米のもみ殻を燃料に、絶妙な火加減でご飯を炊く「ぬか釜」を使用。
なかでも注目は、特製ダレをまとったサーロインステーキ重。やわらかな肉質からあふれる肉汁とうま味が口いっぱいに押し寄せ、途中でワサビを添えれば、キリリと大人の味わいに。古民家調の落ち着いた空間でゆったりと食事を楽しんで。
「伊多利庵軒」(1,298円)など、ご飯もの以外も人気。
落ち着きのある内観。
メニュー
・牛ロースステーキ丼 1,485円
・たれカツ丼 1,265円
・ハンバーグ定食 1,320円
・鉄板サーロイン定食 2,255円
店舗情報
店舗名:
ごっつお屋 とくっと 大潟本店
住所:
上越市大潟区下小船津浜1165-9
TEL:
025-520-7222
営業時間:
11時~14時30分(14時LO)、17時30分~21時30分(21時LO)※金・土曜・祝前日は22時30分まで(フード21時30分LO、ドリンク22時LO)
定休日:
不定休
席数:
65席
駐車場:
15台
※掲載情報は2025年9月10時点のものです。掲載店舗の営業時間や定休日、価格などは変更になる場合がございます。また、新米の提供時期は店舗により異なりますので、おでかけ前に直接店舗にご確認ください。
(文/Komachi編集部 山崎)