森下|威厳ある佇まいの中身は優しさとやわらかさに溢れている!老舗和菓子店が贈るぷるぷるわらび餅
ナゴレコのライターとして活動を始める前、プライベートで名古屋を訪れた際に食べてお気に入りとなった、本当は教えたくない大好きなグルメがあります。
(とはいえ、地元ではかなりの有名店なので、きっと知っている人が多いと思われますが…)
これまで和菓子に興味がなかった方も、きっとハマってしまう、とても美味しい和スイーツを見つけました。
当時は予約をしなければ売り切れてしまうこともあり、名古屋へ出発前の新千歳空港で取り置きの電話をお店へかけたことも良い思い出です。
そんな、私が和菓子に興味を持つきっかけとなった超おすすめ商品を、満を持して紹介したいと思います♪
暑い時期には食べられない!名古屋屈指の美味しいわらびもちを提供する和菓子店「芳光」
初の名古屋ひとり旅の思い出をなぞって…大好きな和菓子店を久しぶりに再訪
この日4年ぶりに訪れたのは、東区新出来にある「芳光」さん。
京都の老舗「塩芳軒」で修業した創業者の故・島岡孝光さんは、昭和40年、名古屋の新栄に和菓子店を開業。現在の場所に店舗を移転したのは平成15年のことです。
入口にかかるのは、大きな“光”の文字がかかれた暖簾。
お店ができたのは平成中期であるにも関わらず、堂々とした佇まいと純和風の造りがどこか歴史を感じさせ、ここが名古屋屈指の名店である所以を語っているようです。
現在はテイクアウトのみの営業!それでも絶えないたくさんの客足
この日は比較的空いているであろう時間帯を目指して、午前11時ごろお店へ向かいました。
朝9時から営業している同店には、開店直後からおもたせの和菓子を買いに来る人が多く、人気の和菓子はあっという間に売り切れてしまうことも。
特に、節句や帰省シーズンになるとさらに混み合う日が多くなり、事前予約が推奨されることもしばしば。
運よくこの日はかなりお店が空いていて、目当てのお菓子もまだ残っている様子。
店内にはレストスペースがありますが、訪問時は使用することができませんでした。
消毒液置き場となったテーブルが物悲しくもありますが、次の訪問時は店内で飲食できればいいなと期待しつつ、さっそく購入する商品を選びます。
美しく繊細な和菓子が並ぶショーケースにうっとり♡今回も「名物」を購入
ショーケースの中には、季節に合わせた和菓子が並んでいます。
これは以前訪問したときの写真。当時は栗や柿などの木の実や果物を使った商品が目立っていました。
そして、その見た目はとても繊細で美しい!ただ眺めているだけで、どんどんテンションが上がっていきます。
今回の目当ては、やっぱり名物の「わらび餅」。ひとつひとつ職人の手によってていねいに作られた、同店を代表する人気商品です。
以前は取り置きをした上で購入しまいたが、今回は予約をしなくても購入することができました。
滞在先のマンションに帰ってから、ゆっくり味わいながらいただきます♪
秋〜春限定の美味しさを堪能♪九州産わらび粉を使った至高のわらび餅
滞在先に戻って、さっそくわらび餅の箱を開封します。
●わらび餅 340円(税込)
箱を開けると、きな粉をたっぷりとまぶした黄金色のわらび餅が顔を出します。
傾けたりひっくり返したりするときな粉が落ちてしまうので、できるだけ水平に、取り扱いに注意しながら持ち帰ってきました。
このわらび餅はとても繊細なので、持ち帰りの際の取り扱いはもちろん、温度管理がとても重要となっています。
暑さで品質が落ちることを懸念し、わらび餅の販売は毎年10月から6月までの間に限定。気温が高い季節は食べることができないので、買いに行く際にはご注意を。
わらび餅には、九州産のわらび粉を使用。やわらかさの中にコシがある、絶妙な粘度の仕上がりにいつも驚かされます。
真ん中から割ってみると、中からはやわらかなこしあんが顔を出します。
個人的に、あんこは粒あん派なのですが、このこしあんに関しては別格!
わらび餅のやわらかさにあうこしあんの滑らかさはしっかりと計算されていて、その美味しさは、食べ終えた直後に「また食べたい」と思ってしまうほど♪
この感動を、ぜひみなさんにも体感して欲しいです!
名古屋市内屈指の有名店!2代目店主にはテレビチャンピオンでの受賞歴も
2代目店主である島岡樒雄さんは、岐阜の老舗和菓子店「虎屋本店」の次男であり、テレビチャンピオンの和菓子職人選手権で準優勝に輝いた経歴のほか数々の受賞歴のある凄腕職人!
創業者の味を守りつつ、さらなる躍進を続ける同店の今後に期待が高まります。
みなさんも、美味しい和菓子を求めて「芳光」さんへ足を運んでみてくださいね!
INFORMATION
店名:
芳光 (よしみつ)
住所:
愛知県名古屋市東区新出来1-9-1
営業時間:
9:00 - 17:30
日曜日
毎月第3月曜日
一人当たりの予算:
〜¥1000
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