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神社と古墳と新幹線!?意外なおもしろスポット「宍甘」へ行ってみよう!(岡山市)

岡山観光WEB

岡山市内でも比較的地味…かつ難読地名の「宍甘(しじかい)」。観光とはあまり縁がなさそうですが、実は意外なおもしろスポットなのです。激走する新幹線を上から見ることができる「宍甘遊園地」、そして古墳に神社。その魅力をあますことなくご紹介します。

宍甘とは

岡山市の東部、JR東岡山駅の近くに「岡山市東区 宍甘(しじかい)」は位置しています。古代には猪や鹿(シシ)を飼育する「ししかい部」が住んでいたことに由来するという歴史のある場所で、旧山陽道が通る要衝でもありました。現在はJR山陽本線、赤穂線、そして山陽新幹線が通っています。

宍甘遊園地

山陽新幹線のトンネル出入口の上に「宍甘遊園地」という公園があります。ベンチと石碑があるだけのシンプルな公園ですが、新幹線を間近に、しかも真上から見られるビュースポットとして知られています。遠方には岡山市の中心市街地を望み、手前には山陽本線や赤穂線が行き交う様子も見られます。のんびりと風景を楽しんでもOKなのですが、今回は2026年5月で運行を終了する「ハローキティ新幹線」を見ることを目標にしてみました。

まず手始めに、トンネルの真横から見てみようと思います。待っていると、さっそく「のぞみ」がやってきました。ヒューン!という飛行機のような轟音とともに、かなりのスピードで駆け抜けていきます。それほど熱心な鉄道好きというわけではない私でもワクワクするくらいなので、お子様を連れて来てあげたら非常に喜ばれるのではないかと思います。新幹線はおよそ5分おきくらいに通過していく感じです。

次はいよいよトンネルの上から見てみます。上り列車は遠くからこちらへ向かって来るのが見えるので心の準備ができますが、下り列車はトンネル内から前触れなく現れます。今から見ようとしている「ハローキティ新幹線」は新大阪発の下り列車なので、通過時間を正確に把握しておかなければなりません。時刻表を調べておいて、目安としてJR岡山駅に到着する時刻の3分ほど前にここを通過すると思っておけばよいと思います。

やってきました!ほぼ計算通りの時刻でした。この美しいカラーリングがもうすぐ見納めになるのは寂しい気もしますが、今後は人気アニメの「ワンピース新幹線」もここを通過するそうなので、次はそれを目的にしてもよいですね。

宍甘山王山古墳

唐突ですが、今から古墳を見に行こうと思います。実は、トンネルのすぐ上の尾根に「宍甘山王山(しじかいさんのうやま)古墳」という立派な前方後円墳があるのです。経路としては「宍甘遊園地」へ至る坂道の途中で分岐する山道へ入り、しばらく北へ進むと現れる舗装路で右(南方向)へ転進します。古墳までの所要時間はおよそ15分くらいなので、それほど大変な部類ではありません。ただし、春以降は雑草に覆われてしまう可能性もあるので、今くらいの時季がチャンスだと思います。

尾根に到着すると、まず後円部が見えてきます。藪に覆われていますが、はっきりとその墳丘を確認できます。「宍甘山王山古墳」は奈良県にある巨大な前方後円墳「箸墓古墳」の1/4相似形(形状が同じでサイズは4分の1)だと言われています。そこには、どのような意味が秘められているのでしょうか。

後円部と前方部の間から墳丘上へ登ることができて、後円部には祠が祀られています。

こちらは前方部です。墳丘の先端(この写真では左側)が少し高くなっていることがわかります。山林に立地する古墳は視認するのが難しい場合が多いのですが、ここは感動するレベルではっきりと前方後円墳としての姿を確認できます。私の撮影スキルの問題で写真ではなかなか伝わらないと思いますが、現地へ行けばその美しい姿をはっきりと見ることができますよ。

往来神社

古墳から宍甘遊園地へ戻り、5分ほど西へ歩くと神社があります。こちらにお参りして今回の散策を締めくくりたいと思います。「往来神社」は(ゆききじんじゃ)と読みます。


こちらの風格ある鳥居は、なんと1490年に建てられたそうで、500年以上が経過していることになります。500年前の遺物ではなく、500年間にわたって現役で建ち続けているということがすごいですね。かなり迫力がありますので、ぜひ現地で実物をご覧になってください。

扁額も建てられた当時のままで、「往来社」と書かれているようです。

境内はとてもきれいに整備されています。ご祭神は「八衢比古(やちまたひこ)神」「八衢比女(やちまたひめ)神」「久那斗(くなど)神」というあまり聞きなじみのない神様ですが、道祖神と同じく道路の辻で邪悪なものを防いでくれるそうです。神社の名称もふくめて、山陽道とゆかりが深いのかもしれません。

本殿の裏手にも複数の神様が鎮座しています。このあたりは古墳の宝庫で、こちらの社殿がある場所も古墳なのだそうです。本当に歴史の深い場所なんですね。

まとめ

実は宍甘遊園地のある場所は、明治43年に岡山で陸軍特別大演習が行なわれた際に、明治天皇がここから演習を御覧になったというスゴい由緒があります。昭和5年の陸軍特別大演習の際にも、昭和天皇がここに立ち寄られたのだとか。「宍甘」…あなどれません。

園内には桜が植えられているので、うまくすれば桜の花と新幹線を一緒に納めた写真が撮れるかもしれません。駐車場は無いに等しい場所なので、JR東岡山駅から徒歩で訪れることをおすすめします。

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