【大和市】野球道具の再生を仕事に 大和南に新たな作業所開設
障がいのある人たちに働く機会を提供する就労継続支援B型事業所「SWBC JAPAN」が4月1日、大和南に開所した。市内でも珍しい野球に特化した就労支援を掲げて、1カ月。現在7人が仕事に励んでいる。
SWBC JAPANは全国で野球大会や教室を開くなど、軟式野球の普及に努める事業所と同名の団体が運営母体で、市内中央の高橋優さん(48)が代表を務める。
高橋さんは深見小時代に軟式野球チームに所属していた。私立中学校に進んでからも野球を続けたかったが、部員の人数制限があり入部はかなわなかった。それでも軟式野球への情熱は冷めず、大学在学中からこれまで25年にわたって競技の普及に取り組んできた。
SDGsも視野に
就労支援のきっかけは「私たちにできる社会貢献は何か」と考えたこと。競技の普及に取り組む高橋さんにとって、野球大会などで出た使い古されたボールや折れたバットの再利用は長らく課題だった。
そこで高橋さんは、野球に特化した就労支援を思いつき、市や県への手続きを経て開所にこぎつけた。現在、定員20人に対し7人の利用者がボール磨きや折れたバットを活用した箸や箸置き、古くなった軟式ボールを半分に切って作る鉢作りなどの仕事に励み、工賃を得ている。完成した製品は今後、インターネットや地域のイベントなどで販売する予定だ。
「物作りのやりがいを感じながら仕事を楽しんでいただきたい」と高橋さん。「折れたバットや古くなったボールの再利用は『SDGs』にもつながる。これからも私たちにできる社会貢献を考え、実行していきたい」と意気込んでいる。