ひんやり涼しい宍粟の名瀑『原不動滝』へ避暑旅♪ひらべ塩焼きや川遊びも楽しめる 宍粟市
連載「名瀑から小さな滝まで~兵庫の滝をめぐる~」。今回は、豊かな自然に包まれた宍粟市波賀町にある「日本の滝100選」のひとつ『原不動滝』を訪れました。
阪神間からは中国自動車道・山崎ICから国道29号を鳥取・波賀方面へ、西宮北ICからは約1時間30分。街の喧騒を離れ、山々の緑が濃くなるにつれて、心までゆっくりとほどけていくようなドライブが楽しめます。
原八条川に沿って北上すると駐車場に行き当たります。レストハウス(トイレ有り)があり、少し休憩してから滝見学をするのもいいですね。
滝の入口には広々とした駐車場があり、そこから滝までは徒歩で約400メートルです。
門の向こうは、まるで別世界へ足を踏み入れるかのような神聖な空気に包まれています。
清流に架かる橋を渡り、木漏れ日の中を歩く山道は適度なアップダウンで、気軽なハイキングにもぴったり。
「南無不動明王」の幟が見えたら、滝入口はすぐ目の前です。
管理棟で協力金(中学生以上200円、小人・障がいのある方とその同伴者は無料)を支払い、いよいよ滝へ。受付の方にお話しを伺うと「山の下も阪神間に比べると涼しいですが、ここだとさらに涼しい風を感じます」とのこと。
近年はSNSで美しい景色が話題となり、平日は20人ほど、週末には100人以上が訪れる人気スポットになっているそう。それでも一歩山へ入れば、澄んだ空気とひんやりとした涼しさが広がり、日常を忘れさせてくれる癒やしの時間が流れています。
吊り橋から不動堂を横目にさらに山道を進むと、苔むした岩や木々の根元に小さな命が息づく景色が続きます。
遊歩道がしっかり整備されているので、安心して歩けます。
美しい清流のせせらぎに耳を澄ませながら約15分歩くと、「奥かえでばし」に到着。この滝のすごいところは、深い森に包まれた静かな場所にありながら、目の前に現れる滝を間近で楽しめること。
神々しい美しさと圧倒的な迫力を兼ね備えた不動滝は、期待をはるかに超える感動を与えてくれます。
高さ88メートルから豪快に流れ落ちた男滝の水は、一度滝つぼで勢いを落ち着かせたあと、
優しく流れる女滝と、そっと寄り添うように合流します。その姿に自然の雄大さと繊細さを感じ、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
橋には「幸福の鐘」が設けられ、男滝と女滝になぞらえて鐘を鳴らすと幸せが訪れるといわれています。この日も鐘を鳴らすカップルの姿があり、穏やかな時間が流れていました。
新緑がまぶしい初夏はもちろん、山全体が鮮やかに色づく紅葉シーズンも見応え十分。一度訪れると「また違う季節にも来たい」と思わせてくれる、兵庫を代表する名瀑です。
滝の余韻を楽しみながら帰路につく前には、駐車場そばの「ひらべ屋」へ立ち寄るのもおすすめ。地元住民が共同で営む同店では、“ひらべ(アマゴの別名)”の塩焼きや焼きおにぎり、りんごアイスなど土地ならではの味を楽しめるそうです。
敷地内には屋根付きのバーベキューテラスもあり、無料で利用できるとのこと。食材や道具は持ち込みに限り、出たゴミは持ち帰りが必要です(炭捨て場はあり)。詳しい利用方法は下記の詳細情報などをご確認ください。
また、夏季限定でひらべ屋周辺の原八丈川には河川内プールが設置され、小さいお子さんを中心に水遊びが楽しめるそうです。
場所
原不動滝
(宍粟市波賀町原)
開園時期
4月〜11月
入山料
協力金
中学生以上200円、小人・障がいの有る方とその同伴者は無料
駐車場
あり(無料)
・駐車場付近に2ヶ所トイレあり
ひらべ屋
営業期間
5月3日〜11月23日の日曜日、祝日
・夏休み期間は土曜日も営業
・夏季は隣接の原八丈川に川遊びエリアを設置
バーベキュー
(屋根付きテラス)
利用無料
・日祝・土曜営業日は予約推奨(TEL 080-1420-7352)
・平日も利用可、ただし現地の利用者ノートに記入が必要
・ゴミは全て持ち帰り必須、炭捨て場はあり