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子供と一緒に『魚拓』を作ろう 道具は100均ショップで全て揃う?

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子供と一緒に魚拓作り(提供:WEBライター・尾崎大祐)

小学校低学年の自由研究ですが、親への宿題という側面もあるような気が・・。ならば親の得意分野を全面に押し出してしまおう。ということで、子供と一緒に楽しめる「魚拓」の作り方をご紹介。

自由研究で魚拓に挑戦

私事で大変恐縮ですが、釣り歴はかれこれ15年になりました。15年間色々な釣りを経験し、釣った魚種は133種(爬虫類含めると141種)。これからも今まで釣ったことのない魚を釣ってみたいし、釣りにかかわる新しいことにチャレンジしたいと思っています。

新しい事へのチャレンジ。「そういえば魚拓って今まで一度も作ったことがないな」と思い立ち、息子の「夏休みの自由研究」に便乗することに。ちなみに魚拓とは、魚の身体に墨や塗料を塗って紙に転写したもの。メモリアルな魚をキャッチした際には今でも行われている手法ですよね。

ニジマスで魚拓を作ろう

「息子の宿題」なので、最も優先するべきは息子に魚を釣らせること。これでググっと魚種の選択肢が狭まりました。そして2番目に優先するべきはサイズ。ベースになる半紙には色々なサイズがありますが、やはり使い勝手的にも一番多く流通している35×25cmのものがベスト。

また、魚拓は学校に提出し、教室に展示されるのを想定すると、額縁も用意したいところ。この場合、やはり35×25cmの半紙が都合良く、ネットで額縁を探してみると圧倒的にこのサイズが販売されており、値段もお手頃だとわかりました。結論、このサイズの半紙に丁度良い具合に収まる「30~20cmの魚」が望ましい、という答えにたどり着いたワケです。

完全に消去法になってしまいましたが、この2つの条件下での最適な魚は私には1つしか思い浮かびませんでした。答えは、管理釣り場で釣れる「ニジマス」です!

ニジマスで魚拓作り(提供:WEBライター・尾崎大祐)

魚拓作成に必要な道具

まずは必要な物を書き出し、100円ショップに買い物へ。

・半紙
・筆(大小)
・ポスターカラーの黒
・スタンプ用消しゴムとスタンプ台
・額縁

上記道具の中で最もこだわったのが「ポスターカラーの黒」。実は我が家には墨汁があったのですが、独特の臭いが強いこと、色落ちが悪いこと、そして墨汁に含まれる防腐剤が人体にあまり良くない成分である可能性がある、という理由から使用は見送りました。

代替品で無臭のポスターカラーを選択。実はこのポスターカラー、最近のものは小さな子供が使うを前提にしているようで、「口に入れても健康上問題ない素材」で作られているのだそうです。

今回購入し、注意書きを読んで初めて知りました。魚は魚拓作成後、料理して食べたいと思っていたのでパーフェクトな道具です。※物によってはそうではない可能性もあるかもしれません。購入の際は注意書き等をご確認ください。

なんと、100円ショップで全て揃ってしまいました。額縁のみ300円コーナーで購入しましたが、それでもトータル900円+税。恐るべし、現代の100円ショップ!

その他、メジャーと新聞紙、ティッシュペーパーを準備しました。

準備万端!(提供:WEBライター・尾崎大祐)

魚拓の作成手順

実際に魚拓を作る手順を説明します。

魚を準備

内臓は抜き、ヌメリを取って水分をよく拭き取ります。ニジマスはウロコが細かいのでどうやっても取れてしまうのが難点。この点は、素直に諦めるしかありませんでした。

塗る

新聞紙等に乗せ、まずはポスターカラーの黒を水と1:1で混ぜます。筆で目を避けて墨を塗り、ティッシュをテルテルボウズ状にしたものでポンポン押し、筆の跡がなくなるように慣らします。慣れないうちは結構濃いめに塗ってしまいがちですが、水を少しずつ足して薄めつつ、納得の濃さになるまでやってみましょう。

これだと付けすぎ?(提供:WEBライター・尾崎大祐)

半紙に写す

我が家では、私と妻が2人で半紙をピーンと張り、魚の中央(胴の部分)から被せ、息子が中央から空気を抜くように全体に貼っていく手順でやってみました。多少失敗してもそこは問題なし。それはそれで良い味となり、半紙に写し出されるはずです。

半紙は破れやすいのでゆっくり丁寧に剥がし、乾かします。恐らく1回では満点のものが出来上がりません。また魚を洗って絵の具を塗って・・の作業を繰り返し、お気に入りの1品が出来上がるまで作ると良いでしょう。この工程はポスターカラーの濃さがキモ!

納得いく魚拓ができるまで繰り返す(提供:WEBライター・尾崎大祐)

目と署名を書く

お気に入りの1品ができたら目を入れましょう。これによってググっと魚拓が生き生きしてきます。そして、魚の名前や釣り人の名前を筆で書く。正式には魚と釣り人の名前のほか、釣った日付、サイズと重さ、釣った場所、確認者の名前を書くようです。しかし、今回は小学生の自由研究。省略バージョンで仕上げることにしました。

余談ですが、筆ペンよりも筆(小)が断然オススメ。筆ペンより難しいですが、その難しさが逆に良い味を出してくれますよ。

失敗した魚拓で練習(提供:WEBライター・尾崎大祐)

捺印をする

スタンプ用消しゴムで、名前の印を作ってポン。しっかり専門の石に篆刻すると、それはそれで大変なので簡易バージョン。これ1つで飛躍的に印象が変わります。朱色の持つパワーを感じます。

ニジマスは押し寿司に

細かく書きましたが、ズバリ簡単!もちろん上手く作ろうと思えばキリがないのですが。これ、小学校低学年の自由研究としてはオススメです。

私の息子の話ですが、お食い初めは「アブラボウズ」、離乳食は「イバラヒゲ」という深海魚で育ちました。魚拓に使ったニジマスは押し寿司に。魚拓並みにうまくできました。

ニジマスは押し寿司でいただいた(提供:WEBライター・尾崎大祐)

実はこの魚拓作りに取り組んだのは3年前。今では息子も小学4年生になりました。そしてこの「コロナ禍」の影響で夏休みは短縮され、今年の自由研究はなし。まだ何を題材にしようか決めかねていただけにホッとしたような、やっぱり寂しいような。

来年は日常が元に戻り、また息子と一緒に自由研究に取り組みたいと切に願います。もちろん、魚を使った「何か」を題材にして。

大変よくできました(提供:WEBライター・尾崎大祐)

<尾崎大祐/TSURINEWS・WEBライター>

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