【目黒区】癪封じの神とご対面!隠れ○○も!八雲氷川神社【都市伝説ツアーズ】
都市伝説の語り部で放送作家でもある怪奇ユニット「都市ボーイズ」の2人(以下、岸本さん、はやせさん)が目黒区内の名所や伝説のスポットを訪れる観光バラエティー番組「都市ボーイズの都市伝説ツアーズ in めぐろ」。
今回ご紹介するのは目黒区八雲にある八雲氷川神社です。創建された年代は不明ですが、1757年に鳥居が建立されたという記録が残っていることから、歴史のある古い神社であることが分かります。
境内にひそむ隠れ○○を探せ!
境内には隠れミッキーならぬ「隠れ○○」があるというので探してみましょう。手水舎に隠れているのは「がまん様(天邪鬼)」です。手水鉢を下から持ち上げている姿は力強く、頼もしい限り。手を清めるときには、がまん様にお礼を伝えるのも良いですね。
先に進むと一対の狛犬が。この狛犬の足元には、もう一匹小さな狛犬が隠れています。親が子どもを護っているかのような姿が印象的です。
次に訪れた拝殿の中には「あめのむらくもの剣」が隠れていました。この剣はヤマタノオロチを退治した時に体内から出てきたという伝説の剣なのです。とても大きいサイズなので、祀られていることに気づかない人も多いのだとか。参拝する際は目線をあげて、この剣に注目してみてくださいね。
不思議な伝承が残るアカガシの株
次に都市ボーイズはアカガシの根株とご対面。
このアカガシの木には「皮をけずり煎じて飲むと、癪(しゃく)といわれる腹痛などが治る」という言い伝えが残っています。かつてはこのご利益を求めて遠方から訪れる人も多く、境内には宿泊所があったほどだとか。
また夜12時になるとアカガシが鳴くという話もあり、大正時代には新聞記事にもなったそうです。不思議な伝承が残るこのアカガシの株ですが、現在こちらのエリアに一般の方が入ることはできません。
目黒区八雲の地名の由来
社名にもなっている「八雲」という地名は、この神社のご祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)が詠んだ和歌「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」に由来しています。
そこから寺子屋が八雲小学校と名付けられ、昭和に入ってからこの地域が「八雲」になりました。
神主さんの思いが込められた絵馬
八雲氷川神社の絵馬は両面に文字が書けるというオリジナル仕様。表面には神様への願い事を書き、裏面には願いが叶うまでの自分の行動を書くことができます。
この絵馬は「自分の行動を振りかえることで、より願いが叶うのではないか」という神主さんの思いから作られたそうです。
さっそく都市ボーイズも願い事を書き込みます。いったいどんな願い事を書いたのでしょう。気になる方は八雲氷川神社に行って、チェックしてみてくださいね。
八雲氷川神社 とは
この辺りの江戸時代の地名であみことる 衾村(ふすまむら)の鎮守(ちんじゅ)で祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)。
古くから「癪(しゃく)封じの神」として広く信仰され遠方からも多くの人がお参りに訪れる。9月の祭礼には、神楽殿で素盞嗚尊のヤマタノオロチ退治を表した「剣(つるぎ)の舞」が奉納される。
八雲氷川神社
■住所
東京都目黒区八雲2-4-16
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(映像公開日:2023年2月21日)