栄区自衛消防隊 操法の技術 競う 大規模工場火災阻止へ
栄区内の事業所の従業員で構成される自衛消防隊が消火技術を競う「令和6年度栄区自衛消防隊技術訓練会」が9月26日、戸塚区の横浜市消防訓練センターで行われた。
参加したのは「屋内消火栓操法II」の部門に、住友電気工業(株)横浜製作所と栄区役所の2チーム。「小型ポンプ操法」に住友電気工業(株)横浜製作所、(株)ニコン横浜製作所、(株)タツノ横浜工場、芝浦メカトロニクス(株)横浜事業所A、同Bの4社5チーム。
的に水が当たるまでのスピードや正確性を競うもので、「屋内消火栓操法II」では住友電工(株)が、「小型ポンプ操法」では芝浦メカトロニクス(株)Bがそれぞれ最優秀に選ばれた。
この大会は市内各区で行われているが栄消防署担当者によると「栄区は大規模な工場を持つ企業の出場が多いことが特徴」だという。倉庫などは大規模な火災につながりやすく、初期消火の重要度が高い。大会を視察した松永朋美区長も「自衛消防隊はその企業だけでなく地域住民の安心にもつながる」と話した。
なお、最優秀に選ばれたチームは10月17日の横浜市の大会へ出場する。