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「4人でもう1回歌うんや」結成25周年のET-KINGが仲間と繋ぐ想いと感謝ーーツアーファイナルは思い出の大阪城音楽堂で開催

SPICE

ET-KING

ボーカルのKLUTCHとセンコウ、MCのコシバKEN、DJのBOOBYからなるユニット・ET-KINGが今年結成25周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。1999年の結成以来、愛する地元「大阪大国町」を拠点に精力的な活動を続けてきた彼らだが、25年の間にはメンバーとの悲しい別れや2度の活動休止など、長い道のりの中で様々なことを乗り越えてきた。25周年を迎える今、4人はこれまでの活動をどう振り返り、何を思うのか。今回SPICEではET-KINGのメンバー全員に25年への想いをはじめ、1月にリリースされた25周年第1弾シングル「万々歳」、4月にリリースされた第2弾シングル「どっちにすんの」について、また6月23日(日)に大阪城音楽堂で行われる「結成25周年全国ツアー『万々歳』」ファイナル公演についての想いを訊いた。

●25周年はひとつの通過点。このメンバーだから続けられた

ーー素敵な法被ですね。

センコウ:背中の「纒」の文字は僕が書いたんです。職人のおじいちゃんに「まだや!」と何回も言われながら。

ーー厳しい(笑)。

センコウ:こだわりがあるんです(笑)。でもそのおじいちゃんが引退するということで、25周年記念の新色の法被は別の業者さんに作ってもらったんです。

KLUTCH:岸和田だんじり祭りの法被を手がけてる、千野屋さんに作ってもらいました。問い合わせたら「ずっとうちでやってくれへんかなと思ってた。やっと来てくれた」と言ってくれて。すごい巡り合わせやなと思いましたね。

コシバKEN:新色はファイナルの大阪城音楽堂でお披露目しようと思ってるんですよ。

ーー25周年という節目にあたり、これまでを思い返したりはされますか?

コシバKEN:長いことやってきたなと思ったのは、さっきエレベーターでサラリーマンの男の子2人が乗ってきて、俺らに気付いてくれて。「ET-KINGさんですか? 毎日「ギフト」聴いてます」と言ってくれて。大阪で根付いてやらせてもらって、僕らより下の子に気付いてもらえたり、歌を聴いてると言ってもらえるのは、25年間やってきたんやなという感じがしますね。

ーー周りの方から言われる方が実感が湧きますか?

KLUTCH:そうですね。自分らは「もうそんな経ったか」ぐらいの感覚です。周りが「すごいね」と言ってくれるけど、すごいことをしてるつもりもないし、1個1個のライブを大事にしながら積み重ねてきた結果なだけなので、あまり節目という感覚もなくて、ただの通過点なのかなという感じですね。

センコウ:ずっと一緒にいてるし、実感がないというか。本当にこのメンバーやから続けていられるのと、僕らの音楽を楽しんでくれる人がいるのが原動力になってるなと思いますね。ほんまに上京して共同生活した頃とか、最近のような感じがするんですよ。

DJ BOOBY:最近流しをやり始めて、一緒に寝泊まりすることが多くなって。昔のことを思い出しながら、「何でまた一緒に寝なアカンねやろうな」と思ってます(笑)。

センコウ:同じ部屋に泊まってお酒飲んで、盛り上がっちゃって、夜中にトランプとかするんですよ。

DJ BOOBY:夜中3時ぐらいにキャーッて言うんですよ。うるさいから、いつも僕最初に寝るんです。

ーー昔から変わらずそのノリですか?

DJ BOOBY:昔の方がまだマシやった。

コシバKEN:メンバーも多かったから、こっちはこっちで遊んでるし、あっちはあっちで何かしてたんですけど、今は大体まとまってるからね。アコースティックで、全国各地の飲食店に自分らで運転して行ってライブやって。予算もあんまないから、ちょっとでも切り詰めてやろうというので、安い民泊に泊まって。

ーー仲が良いですね。

DJ BOOBY:多分あまり干渉はしないんですよ。それぞれ好きなものがバラバラなので、そんなに言い合うこともなく。

センコウ:25年でちょっとずつ合わせ方をわかってきた部分もあると思います。

●メンバーやチームと助け合い、支え合いながらここまできた

コシバKEN

ーー結成20年の時も通過点という感じでしたか?

コシバKEN:10周年の時はまだ東京でメジャーレーベルにいたので、コンピレーションアルバムを出したり、15周年は活動休止前で大きいハコを廻ったり。でもそこからメンバーが天国に逝ったりして、20周年を迎えたタイミングは、周りの人に助けてもらいながら自分たちで初めてフェスをやってみようと言って、なんばHatchで2daysのフェス『LOCO OSAKA』をやって。今回は25周年で全国ツアー。自分たちで動いて色んな人に助けてもらうのは変わらないですけど、しっかりと足を運んでお願いするなり、自分たちで色々考えて切り開いていくというふうに、やり方が変わってきたかな。

センコウ:自分たちで動くことによってわかることが増えるし、よりお客さんの近くで音楽をできているので、感謝の気持ちもやっぱりデカいですよね。

ーー皆さんはどれだけ辛いことがあっても、常に前に進む選択をされていますよね。

センコウ:その時その時のタイミングで支え合えたかなと思います。「本当もうあかんわ」というメンバーもいたけど、「この曲だけはやり遂げよう」というメンバーもいたり。1人だと難しかったかもしれないけど、人数がいるので、助け合い支え合いながらやれてるかなと思いますね。

ーーしんどい時はメンバーさんに共有したり相談したりされるんですか?

センコウ:もう、見たらわかりますね。「しんどいんやな」みたいな。

KLUTCH:でも基本的にみんなあまり弱音は言わないです。雰囲気で「今しんどいんかな」とそっとしてくれるし、そっとしとくみたいな。

DJ BOOBY:基本それぞれが自分で前に進んでいってますね。

コシバKEN:でもメンバー4人になったから「もういっちょいかなアカンやろ」という、継いでいくべきものへの意識も大なり小なりあると思ってて。みんな根っこに持ってる原動力は一緒だと思うんですけど、追い風になる部分は、ここまでやってきたからさらに想いも継いでいこう、という気持ち。そこを導いてくれるのは、ずっと一緒にやってる事務所のメンバー。ケツ叩いてくれるし、「これだけ想いを持ってやってくれてるなら俺らも頑張らな」という相乗効果があると思う。「メンバー4人でいこうぜ」とケツをあげたら、スッと風を吹かせてくれる人たちが周りにいるのはすげえ嬉しいですね。ありがたいです。

●リーダー・いときんが遺してくれたもの、継いでいくもの

KLUTCH

ーー活動の中でターニングポイントだったという出来事はありますか?

KLUTCH:やっぱりいときんが死んじゃった時は、みんなショックがデカかったです。「まさか」と思ってたので、「どうしたらいいんやろう」という時間が結構あって。いときんがリーダーとして引っ張ってくれていたので、それぞれがいときんの役割を分担してET-KINGを前に進めていかなアカンなって、逆に力をくれた。1人じゃ無理やし、得意不得意もあるけど、みんなでちょっとずつやったら25年の節目に辿り着けた。そこも成長できたところです。ショックはデカかったけど、いときんの死もあったから25年続けられてるのかなというのもありますね。

ーーいときんさんの想いを引き継いでいこうと。

KLUTCH:迷った時に「あいつやったらどうしてたかな」と考えることが多くて。未だに心の中で相談することもありますね。

センコウ:いときんがずっと「最後の1人になるまでET-KINGや」みたいなことをライブで言ってたのが印象的で。どんな形になれど、自分たちはET-KINGやろうなと思っています。

DJ BOOBY:いときんが亡くなる前のツアー『えびす巡業~出稼ぎ篇~(2017年12月全国7公演)』で、ファイナルのZepp Nambaのステージにいときんが立ったんですけど、ファイナルまではBUCCIと5人でツアーを廻ってたんですよね。多分そのツアーはすごく重要で。あの時いときんが全公演出てたら、多分ここまで「ライブをやろう」と思わなかったと思うんですよ。いときんがおらん中でちょっとでも形を作れたから、今があると思う。そう思うと、いときんがそういうふうに遺してくれたのかなと思いますね。

コシバKEN:闘病に入って、俺らも本人も戻ってくると信じて、「戻ってくるまで俺らで乗り切ろう」とやっていくけど、実際やらなアカンのはその時のメンバーで、リーダー不在の状況でもお客さんは「頑張れ」言うて来てくれるから、「それやったらええもん見せなカッコつかへん」というところで、試行錯誤しながら続けて。曲順1個決めるのも悩んで、ほんまはめちゃくちゃ相談したかったけど、さすがに本人が病気と戦ってる状況で相談はできなかったです。でもあの経験があったからターニングポイントにはなったかも。

センコウ:多分「自分で考えろ」という感じやったんやろうな。

コシバKEN:そうやと思うね。

センコウ:曲は普通に作れるけど、やっぱりライブが難しい。どういうふうにやっていくか。そこを作るキッカケをもらったのは、すごくいいツアーやったんかなと思いますね。

ーーいときんさん不在の状態で、自分たちでライブのやり方を確立していけたという感じですか?

コシバKEN:確立できたかどうかは自分たちではまだわからへんけど、25周年の全国ツアーをやりたいと言ったら「よっしゃやろう」と動いてくれるチームが周りにいてやらせてくれるって、なかなかのことだと思うんですよね。実際問題、全か所完売してるかといったらそうじゃないし、コロナもある中でそれでもやろうぜと言ってくれたから、大丈夫なんやなと。2022年に活動を再開してチームスタッフがライブを見に来てくれた時に、「ちゃんとライブできてるね。これでアカンなと思ったらもう一緒にやるのはやめとこうと思った」と言われたこともあって。「お前らがライブやるなら俺は一緒にやれる」と言ってくれた時は嬉しかったですね。

ーーライブを作る中で、1番難しかったことは何ですか?

センコウ:ライブに関しては組み立て方やろな。お客さんにいかに楽しんでもらえるか。まず僕らが元気じゃないとやし、1番わかりやすいのはお客さんが笑顔になること。楽しんでくれてるって自信になりますよね。

コシバKEN:歌で言うと、今回25周年ツアーだからメンバーに「これだけは歌いたいって曲ある?」と聞いてみたら、やっぱり曲が被ってるんですよね。そこはさすがやなというか「みんなの想いひとつやな」と思いました。それこそいときんがZepp Nambaのステージで歌いたいと言って選んだセットリストの中にあった「巡り会いの中で」という曲は、今まで数年間歌ってこなくて。曲自体に思い入れがあったし、歌い分けの問題で、いときんの最後のバースを自分たちで歌い切ることができるのかと。でも大切な曲やし、色んな人と巡り合ってここに来たという意味では、25周年のタイミングで絶対歌わなアカン曲やと思ったので、歌うことを決めました。今回、ライブの肝となる部分に「巡り会いの中で」を置いています。メジャーな曲ではないかもしれないし、上手に歌えてるかという意味ではまだ自信ないけど、「4人でもう1回歌うんや」と決断した姿を見せることで、お客さんに何か届くものもあるかなと思ったので。僕の中では見どころの1つかなと思ってますね。

●NAOKI-Tとタッグを組んだ「万々歳」と「どっちにすんの」

ーー1月に25周年の第1弾シングルとして「万々歳」が、4月に第2弾として「どっちにすんの」がリリースになりました。25周年のET-KINGの曲として、どんなものを作っていこうとなったんですか?

コシバKEN:ぶっちゃけた話で言うと、25周年のためにということよりは、去年4人で初めて作った『for』というアルバムのリリースツアーで「愛しい人へ」や「ギフト」を一緒にやってくれたプロデューサーのNAOKI-Tさんが東京のライブを見に来てくれて。アルバム『LIFE(2018年)』以降一緒にやってなかったので、チームの中で「もう1回NAOKIさんとやるのどうやろか」という話が出て、とりあえず言うだけ言ってみようかと、ライブに来てくれた時に「NAOKIさんと一緒にもう1回やりたいんですけど、どうですか」と言ったら「僕もET-KINGとやりたいと思ってて、もう2つほどプランがあるんだよ」と言ってくれて、「マジで! じゃあ是非お願いします」となって。ツアーが終わってすぐに「これぞET-KING」という王道の曲と、「ET-KINGがこんなだったらおもしろいと思う」というトレンド感のある曲を送ってくれました。

ーーオファーする前にもう曲ができてたんですか。聴いた時はどんな気持ちでした?

センコウ:みんなテンション上がって、すぐトライしてましたね。

コシバKEN:王道の曲が「万々歳」になって、それぞれのインスピレーションでアプローチしたんですけど、僕がずっと書き留めてた歌詞にあった<万々歳>というワードを入れたら気持ち良くハマって、NAOKIさんも含めてみんなに聴いてもらったら「おもろいんちゃう」となって進んでいった感じですね。だから25周年を狙って作ったわけじゃなくて、たまたま今生活してる中で出てきたワードなんです。色々経てきた俺らが「今この瞬間が最高で万々歳」と言うと、また聴こえ方も違うかなと思って。

センコウ:多分「万歳」じゃなくて「万々歳」というのが良かったんちゃうかな。「万歳」よりさらにアガってる感じがして。

コシバKEN:その熱量だったから、曲は去年のうちに完成して。25周年のタイミングでバッチリのテーマやしツアーも始まるし、これを1発目にリリースでいこうよとなりました。

ーー前に進んでいく意味合いも、お祭り感もありますね。

コシバKEN:ライブの初おろしが、去年のクリスマスイブに甲子園であった、BMXフラットランドの世界大会『FLAT ARK』だったんです。この曲を甲子園で歌えて嬉しくて、アウトロの1番最後にお客さんも含めて<万ー々ー歳>をやったら意外とライブでハマってね。もう恒例になってきてるので、どんどん歌い続けて、色んなところに「万々歳」を届けられたらと思います。

ーーMVでは隣に恋人がいる幸せがメインで描かれていますが、仲間やお客さんのことも表していますよね。

コシバKEN:自分たちのバースにそれぞれの「万々歳」があって。例えばKLUTCHは、先生に言われた一言がずっとネガティブな感情で残っていたけど、今はポジティブなバイブスになってるというすげえバースでめっちゃ良いと思えたし、センコウくんは日常への感謝や家族のありがたみを歌っていて。だからMVでは女優さんを1人立ててるけど、ライブシーンもしっかり置いてます。いときんの同級生でずっと僕らの作品を撮ってくれてる望月和磨監督に「25周年1発目のシングルやから撮ってほしい」と無理を聞いてもらって。さすが人となりをわかってくれてるし、良いものができたと感じましたね。

センコウ:楽屋でみんなで笑ってるシーンも入れてくれて、あれもメンバーに対する想いや、一緒におれることが「万々歳」ということを表現してくれたみたいで、俺は好きなシーンですね。

●大人も子どもも巻き込める「どっちにすんの」では、新たな挑戦も

センコウ

ーー「どっちにすんの」で、HIPHOPでトレンドのトラップビートを使おうというのはNAOKI-Tさんの提案だったんですね。

コシバKEN:そうですね。HIPHOPのラッパーは大体サビを1人で歌ってるけど、それをET-KINGらしくユニゾンで歌って。ただ、アプローチの仕方は今までのET-KINGにないようなフロウを出して、テーマは身近なものでいこうという提示もしてくれました。初めての試みだったので「万々歳」より時間がかかった気がします。でもKLUTCHが<イニミニマニモ>という言葉でテーマづけをしてくれて。

KLUTCH:楽しい曲やし、子どもも一緒に歌ってもらえる歌にしたいなと思って。僕レゲエが好きで、レゲエのフレーズに<イニミニマニモ>とよく出てくるんですよ。それが海外の子どもの「どちらにしようかな」みたいな意味で「これおもしろいやん」と思って提案させてもらったら、NAOKIさんもいいねと言ってくれて、それを膨らまそうというので、みんなそれぞれ「どっちにしよう」と迷う瞬間をバースに書いて出来上がりました。

ーー選ぶものに個性が出ていますね。

DJ BOOBY:大したもの選んでないですけどね、ラーメンなのか(笑)。

ーー犬派、猫派なのか。

センコウ:楽しく作りましたね。ET-KINGの新たな挑戦でもあったので、フロウにしても自分にない新しいところを探しながら書いていきました。

コシバKEN:3人ともアホなこと言ってるんじゃなくて、KLUTCHが最後バチッと締めてくれて。

KLUTCH:子どもが聴いた時に、「自分たちも人生の岐路に立つタイミングがあった中で決断して、今楽しい人生送ってるよ」ということや、「自分で決めた道や好きなことをやり続けることは大事やで」というところも感じてもらえたらいいなと思って、最後はちょっと真面目なことを歌いました。

ーー<色んな奴らを巻き込みながらも そら行こうよ>というフレーズも印象的でした。

KLUTCH:自分らの人生がそんな感じで。大阪に根を張ってやってきたら、応援してくれる人がどんどん増えて、今回のツアーには格闘技のイベントかなと思うぐらいのスポンサー企業がついてくれて。企業のおっちゃんらもライブに来るとアホになって楽しんでくれるので、色んな人を巻き込んで楽しい時間を増やしていけたらいいなと思いますね。

コシバKEN:僕らは周りに恵まれてて。「続けてくれてありがとう」と言っていただくんですけど、僕ら自身は自分らの進む道を決めてやってるから、感謝されるようなことではないんですけど、そう言ってもらえる分、色々心配かけたんやなとも思います。それでも「お前らええライブするな。どんどんやれよ」と言っていただけるのはほんま嬉しい。だって、ふざけすぎでしょ。『番外編〜ジーマミー豆腐はまだですか?』と。

ーーファイナルの後に番外編として沖縄公演が決まったんですね。

コシバKEN:「おもろいな、それでいこうや」と一緒に楽しんでくれる人が周りにたくさんいるし、<色んな人を巻き込みながら>というのは、ほんまにその通りかもしれないですね。

●「ET-KINGメンバー総入れ替え!?」の真相とは

ーー「どっちにするの」のMVで、メンバーさんが全員若い方に入れ替わっているというアイデアは、監督のISSEIさんが出されたんですか?

センコウ:「どんなMVにしようか」と話し合う中でISSEIくんが「面白い曲やから、何か振り切ったことしたいね」と言ってくれて。トレンドのビートやから若い子に歌ってもらって、最後に「俺らを使うのか若い子らを使うのか、どっちにすんの?」みたいな感じで終わっていくのはどうかなみたいな話をして作りました。で、配信日が4月1日だったので……。

ーーエイプリルフールですね!

センコウ:その日だけは嘘ついてもいいから「ET-KINGメンバー総入れ替え!?」みたいな打ち出し方をしたら、結構伸びたな。

ーーYouTubeのコメントでも面白がってる方が多かったですね。

コシバKEN:今回のアイデアは自分らだけでは絶対出なかったと思います。若い子の楽しみ方が僕ら世代とまた違ったりもするから、どんどんアイデアや話を聞いて「おもろいな」と思える感覚も持っとかなアカンなと。曲は自分らで突き詰めてやっていけばいいけど、発信の仕方やアイデアはISSEIくんが面白いのを出してくれて、さすがやなと。

ーー下の世代の方にも聴いてほしい気持ちはありますか?

センコウ:あります、あります。

コシバKEN:若い子のシーンに溶け込むというよりは、層が広がっていけばいいですね。今中高生の親御さんがET-KING世代だったりするので、例えば娘さん息子さんが「ET-KINGって、おとんおかんが好きなやつちゃうん」みたいな始まりもあったり。俺らが若い子にすり寄っても何も響かないやろうから、おもろいと思うことをやって繋がっていけばいいな。

ーー改めて、どんな2曲になりましたか?

KLUTCH:「万々歳」は25周年の感謝の気持ちを詰め込めたので、ライブで歌ってても1つになれる曲やし、「どっちにすんの」は振り付けを考えて、踊りながら楽しく1つになれる曲。僕らもライブを考えて曲を作ることが多いので、25周年みんなで1つになれる2曲かなと感じますね。

センコウ:どんどん育っていきそうな感じはしますね。浸透させていきたいし、今後もずっと歌っていく曲やろなと思ってます。

●まだまだ突っ走るアニバーサリーイヤー。11月はOSAKA ROOTSと7年ぶりのビルボードライブも

BOOBY

ーー最後に6月23日(日)のファイナル公演の意気込みを聞かせてください。大阪城音楽堂は2016年の復活ライブ『Re-Start』でも立たれた思い入れのある会場だと思いますが、この場所を選んだ理由はありますか?

KLUTCH:まず、夢番地の大野さんから「6月23日大阪城野音空いとるぞ」と話があって。正直、今の俺たちでしっかり埋めきれるのかというところもあるけど、こんな機会でこの場所でできるなら、それはもうやるでしょと。だから照準はハナから合わせてありました。

コシバKEN:さっきのターニングポイントの話で言うと、2016年の大阪城野音もそうやったと思う。初めて活動休止を選んで、大事なものを失ったタイミングで、もう1回動き出そうとした場所なので、すごく思い入れがある。またワンマンで4人で立てるので、感慨深いですね。

DJ BOOBY:あの会場で自分たちの音楽が野に放たれるのはすごいことやと思ってるので、全員で楽しみたいですね。

センコウ:ほんまに。25周年もお祝いしてほしいけど、みんなで一緒に楽しみたい方が強いです。古参の人も楽しんでもらえるかなと思って、ツアー告知ビジュアルで、17年前に「ギフト」のMVで着たEVISUの衣装で写真撮ったりもしてね。

ーー今後のビジョンとして考えていることはありますか?

コシバKEN:6月でツアーを終えて、下半期はお祭りの近い距離で皆さんに歌を届けていきたいです。年末に考えてることもあるので、そこに向けて25周年は結構パンパンやなと。やりたいことをやらせてもらえてほんま幸せなので、たくさんチェックしてほしいです。

スタッフ:実は11月9日(土)にビルボードライブ大阪で、OSAKA ROOTSとライブをやります。2017年3月21日の『ET-KING meets OSAKA ROOTS』以来、7年ぶりです。

センコウ:そんな経ってると思わへんかったな。メンバーそれぞれにやりたいと思うことが結構あるんですよ。来年もアルバム作りたいし。

コシバKEN:あと来年は万博のどこかでET-KINGの歌を野に放つことを目標に掲げてるから、そこへ向けていきたい。今曲をどんどん作ってるので、これからも止まらずに走っていきたいと思います。

ET-KING

取材・文=久保田瑛理 

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