【年収いくら?】施工管理の男性。貯金できない……。副業かアルバイトを考えています【FPが解説】
読者から寄せられた「年収の額」を大公開。はたしてこの年代・業種で年収が多いのか少ないのか、質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【23歳 施工管理】
【年収いくら?】23歳、施工管理の場合
プロフィール
23歳、男性
建築業の施工管理(正社員)
▼現状
年収:約407万円
ボーナス:年間約100万円
労働時間:月160時間、残業は20時間程度
家族構成:1人暮らし
【相談内容】貯金ができない……。副業かアルバイト、おすすめはどっち?
「ローンがあり貯金できていないので不安があります。不安解消のため、副業かアルバイトを検討していますが、どちらの方がよいでしょうか」
現在の年収は平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の年収は、約407万円です。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、20〜24歳の建築技術者の平均年収は約373万円*。
質問者さんの現在のお給料額は、平均よりも高い水準と言えそうです。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
お金の不安を解消!副業とアルバイトのメリット・デメリットを比較
質問者さんはローンの支払いがあるため貯金ができず、お金に対する不安を感じているのですね。
副業やアルバイトを検討されているとのこと。
それぞれのメリット・デメリットを考えながら、最適な方法を選びましょう。
副業とアルバイトのメリット・デメリット
副業とアルバイトの主なメリット・デメリットは以下の通りです。
副業のメリット
・本業に関係のある仕事なら今までのスキルを活かせる
・在宅でできる仕事なら移動時間が不要
・軌道に乗れば収入を伸ばせる
副業のデメリット
・すぐに稼げるとは限らず、準備期間が必要
アルバイトのメリット
・採用されればすぐに働き始められ、即収入につながる
・勤務時間が決まっており、スケジュール管理がしやすい
アルバイトのデメリット
・時給制のため働いた分しか収入が増えない
・仕事によっては体力的な負担が大きくなる
副業とアルバイト、どちらを選ぶべき?
本業の建築施工管理は体力的な負担が大きいため、 時間や体力を考えると「スキルを活かせる副業」がおすすめです。
CADのスキルがあれば、設計補助の仕事や建築関連のライティングなどがよいでしょう。
一方、 短期間でまとまった収入が必要ならアルバイトの方が適しています。
副業は収益が安定するまで時間がかかるため、 まずはアルバイトでローン返済の目処を立て、その後副業にシフトする方法も良いでしょう。
同年代の年収平均は……
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、20〜24歳の平均年収は約279万円*です。
質問者さんの年収は約407万円と、年齢別の平均と比べると高い水準になっています。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
まとめ
・時間や体力を考えると「スキルを活かせる副業」がおすすめです。
・短期間でまとまった収入が必要なら、アルバイトの方が適しています。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。