【京都国立博物館】今関西激アツ!日本美術一堂会す大阪関西万博開催記念「日本、美のるつぼ」
汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区、京都国立博物館で現在公開中の展覧会。日本美術の銘品が一堂に会す、大阪関西万博開催記念特別展。
今、関西が激アツ!超激レア仏像もある京博特別展
東山区、東山七条にある京都国立博物館。ここで現在、大阪・関西万博開催記念特別展『日本、美のるつぼ』が絶賛開催中。4月19日からスタートの展覧会ですが、巷では話題沸騰中で会期の早いうちに鑑賞しないと激混みになるぞ、と思いやってきました。
と言いつつ、この日は平日の朝9時半ごろでしたが、それでもかなりの人出。鑑賞を終えて会場を出るころには行列ができていました。それくらい、今年大注目の展覧会。
さらに、歴史ある京都国立博物館についても少しご紹介します。右手には京博のシンボルと言うべき煉瓦造りの洋風建築・明治古都館。1897年(明治30年)に「帝国京都博物館」として開館し、この他、表門(西門)も含め重要文化財指定されています。
今回の特別展は、こちら平成知新館で開催。
ニューヨーク近代美術館 新館、東京国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館などを手がけた世界的建築家・谷口吉生氏設計の21世紀の建物。
そんな新旧の時代の建物が同じ敷地内に同居する、映え感もある博物館。
さらに、何気なく存在するエントランスの水盤部分にある二重の円形デザイン。これはただの装飾ではなく、かつて豊臣秀吉が創建した方広寺の大仏殿の柱が立っていた場所を再現しています。
そして今回の特別展に際し、音声ガイドは現代の国宝級ファッションモデル、最近では女優としても活躍中の冨永愛さんがナビゲーター。ヤベェ~これはレンタル必須だわーと速攻で借りました(笑)
いつもの音声ガイドの形式と違い、冨永さんと京博列品管理室長・永島さんとのトークや、その他作品解説以外の内容も含まれ、ネタバレになるので言えませんが面白い構成になっています。
本展では、弥生・古墳時代から明治期までの絵画、彫刻、書跡、工芸品など、国宝18件、重要文化財53件を含む約200件の文化財を厳選し、日本美術に秘められた異文化交流の軌跡を辿る内容。
また、プロローグでは『万国博覧会と日本美術』と題し、明治時代に欧米各地で次々に開催された万国博覧会において、日本の威信をかけて出展された桁違いに素晴らしい作品を紹介。個人的に、これだけでもけっこう鑑賞の価値ありでした。
展示は3フロアに分かれ、中には作品関連の映像コーナーもありました。
平日鑑賞でしたが、最初の3階プロローグ辺りで作品鑑賞の行列もでき、その注目度の高さがわかりました。この時は年配の鑑賞者が多い印象でしたが、その後学生の団体やインバウンドの方も多数。
途中、作品に関連する文様のスタンプを押したキラキラレターセット作りのワークショップなども開催中。
そして、展覧会中唯一撮影可能だった、こちら京都・宇治黄檗宗萬福寺所蔵『十八羅漢坐像のうち羅怙羅尊者像 范道生作』。
かなりのレア仏像すぎて大興奮。顔の中央がパックリ割れて顔がもう一つ、というタイプの仏像は今まで見たことありましたが、こちらは胸の中に仏の頭がある、という映画『エイリアン』はここから着想?と思うような、若干ホラー要素もある仏像(笑)これは来館した甲斐がありました。
さらに展覧会グッズも種類豊富。すでに完売したものもありましたが。
京都を代表する洋菓子・マールブランシュの抹茶サブレ『茶の菓』の特別展限定パッケージ。
図録、そしてガチャ食玩で有名な海洋堂手掛ける風神雷神フィギュア。
ちょっと頬ずりしたくなるような質感の埴輪ぬいぐるみ、ギミックポーチ。
特別展、公式応援キャラクター『すみっコぐらし』。その作品コラボのぬいぐるみ。
これ、かなりの人気すぎて、一人で50個近く買い付ける客を数人見かけました。まさか転売目的か(笑)それはさておき、本展は日本の至宝を誇るにふさわしい息をのむ銘品ぞろい。ちょっとこんな豪華な展覧会、この先開催されないのでは?と思える本気度。例えると、関西・大阪万博のイタリアパビリオン級ですかね。
同じ時期に奈良国立博物館でも『超国宝』展が開催中で、関西・大阪万博をはじめ、今関西がとにかく熱い!と言えます。この機会、お見逃しなく!
展覧会概要
展覧会名:大阪・関西万博開催記念 特別展 日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―
会期:2025(令和7)年4月19日(土)~6月15日(日)
[主な展示替]
前期展示:2025年4月19日(土)~5月18日(日)
後期展示:2025年5月20日(火)~6月15日(日)
※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
会場:京都国立博物館 平成知新館
開館時間:9:00~17:30(入館は17:00まで) 金曜日 9:00~20:00(入館は19:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:2,000円(1,800円)大学生 1,200円(1,000円)高校生 700円(500円)
公式サイト:https://www.kyohaku.go.jp/jp/