「白色は魚を誘惑する?」フライフィッシングからタコ釣りまで多様なターゲットで白が活躍
これまで様々な釣りを経験してきた筆者。それらを振り返っていたところ、どの釣りにも共通して活躍していた色の中「白色」がありました。今回はその白色について書き綴った記事になります。
白が好きな鯉
ここ最近パン鯉をしている筆者。そこで使われているエサは名前の通りパン。その色は大体白色で構成されています。ふと思い返すと、筆者が今まで釣ってきた鯉たちの中にはルアーで釣れた個体も多くいます。
鯉はラバージグ、グラブ系のワーム、トップ系と様々なルアーで狙えることが確認されていますが、その中でも良く釣れたのが白系のワームでした。
元々はパンに似ているから白色のルアーでも釣れるはずと曖昧な理由で白色のルアーを使っていましたが、今思うとなぜ白色のルアーによく反応していたのか。
どの釣りでも言える
白色が好きな魚は鯉だけに留まりません。過去に祖父とフライフィッシングの話をしていた時です。その中でブラウントラウトが釣れる時は白色のフライが多かったと祖父は話していました。
筆者も管理釣り場で同じような経験があります。ライズ狙いでドライフライを使ってトラウトを狙っていた時のことでした。ライズが池でチラチラ見られるようになり、水面での釣りができるようになっていた際によく反応していたのが白色のドライフライだったのです。
他のドライフライでも釣れましたが、なぜか白色のフライが群を抜いてよく反応していました。良く釣れる要因の中に白色がある。これは偶然なのか……。
魚に限らずタコも好き
白色に関する話は魚だけではなく、他の生物にも言えるようです。知り合いでタコを釣っている人と話をしていた時の話です。その際にも白色に関する話が出てきたのです。タコを釣る時は決まってネギの白い部分を使っていたとのこと。
なぜネギの白部分を使っていたのかを聞いた所、その様に教わったからだそうで理由は分からないとのことでした。
また、ネギが無い場合は発泡スチロールを針に巻いても釣ることができたとも言っていました。フライフィッシングで鯉を狙っている人も、発泡スチロールを素材としたフライを巻いて釣っている人がいます。共通して出てくる白色。なぜどの釣りでも良く反応するのか。
釣りにおける白色
疑似餌の中で白色というと、視認性が高い色として認識されています。魚の色覚感覚でも白は見やすい色と言われているそうです。しかし単純に見やすい色だからと言って、釣りやすい色であるとは思えません。
ましてや鯉やトラウト等の魚のみならず、タコも釣れる色と言われると他にも要因があるはずです。とは言え、今までの話は全て過去の話なので、実際どんな場面で反応するかは調べてみないと分かりません。
今後釣りをする際、疑似餌やエサの白色に対して魚たちからどんな反応が来るか楽しみです。今後暖かくなり他の釣りも増々活気づいてくる中、白色の疑似餌はどんな風に活躍するのか調べてみたいと思います。今回の話が参考になりましたら幸いです。
<泉陽登/TSURINEWSライター>