仙台は地域を盛り上げる民俗芸能の宝庫。これを知らずにいたらもったいない【宮城県仙台市】
2025年1月12日、「第37回民俗芸能のつどい」が仙台市青葉区の日立システムズホール仙台(青年文化センター)にて開催された。
仙台市内外から3団体、七郷神社丹波神楽(しちごうじんじゃたんばかぐら・仙台市若林区)、北藤根鬼剣舞(きたふじねおにけんばい・岩手県北上市)、長袋の田植踊(仙台市太白区秋保)の民俗芸能の保存会が集結して連日の練習の成果を披露した。
仙台市にある民俗芸能の保存は少子高齢化に伴い、継承が難しくなりつつあり、23団体あるうち5団体が休止状態に追い込まれている。筆者としては貴重な資源ということだけあって残念で仕方がない。
七郷神社丹波神楽は1927年七郷神社に神楽殿が建立される際に、当時の氏子たちが木ノ下白山神社(陸奥国分寺の鎮守社)から伝承を受け始まった神楽である。見ているうちにわくわく感があふれるものだった。
仙台市、そして、宮城県をまたいでゲストとして参加された団体。これもまた、素晴らしい演技を見せてもらった。北藤根鬼剣舞は悪魔をはらって人々を助けるものであるとされている。本当に力強いというほかに表現はない。
そして、3団体目は長袋の田植踊。小学生から中学生、成人が保存会に参加し日頃の成果を表舞台で表現した。田植踊はその年の豊作を祈る民俗芸能であった。秋保には他にも湯元、馬場地区にも伝わる。
その成果を観ているだけでも筆者は感動した。
少子高齢化で継承が危ぶまれても民俗芸能の文化は忘れられない。未来につながって継承できることを筆者はただ祈るばかりだ。
※写真はすべて筆者撮影