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葛西の休日を満喫できるおしゃれ施設「Ff」【辛酸なめ子の東京アラカルト#48】

東京バーゲンマニア

植物に囲まれるイートインコーナーも。公園でも建物内でも自然を感じられます

さり気なくオープンしている新施設。葛西臨海公園駅に『パークアウトドア』がコンセプトのおしゃれな商業施設「Ff(エフエフ)」が1月末にオープンしました。場所は葛西臨海公園駅の高架下です。

江戸川区が盛り上がりそうな予兆を感じ、行ってみました。京葉線は東京駅構内を結構歩くので、パークに行く前に足腰を鍛えている感じです。

「Ff」の「フィロソフィー」は......

(「Ff」の外観。施設名はFamilyのFをモチーフに、大文字と小文字で「親子」を表現しているそうです)

葛西臨海公園といえば、水族園と観覧車が有名。緊急事態宣言中は施設はお休みでしたが、公園は開かれているようです。高校時代、友人が葛西臨海水族園のカフェでバイトしていて、店長への恋心を相談されたな、となつかしく思いだしながら、海の生き物が描かれた駅構内を歩きました。改札を出ると、そこには新たなおしゃれ施設が。

こちらの「Ff」の「フィロソフィー」は「LIFE with PARK」「CULTURE with PARK」「STYLE with PARK」「HEALTH with PARK」「PLAY with PARK」の5つだそうで「フィロソフィー」という単語を使うのは意識高い系の特徴かもしれません。

(「hYGGE STORE by NORDISK」には本格的なロープや火起こし道具も。アウトドア上級者も満足しそうです)

「HYGGE」をコンセプトにした、アウトドアライフスタイルショップ「hYGGE STORE by NORDISK」は、洋服からロープや火起こしグッズなど、おしゃれキャンプに必要なものが揃っていました。

1階の書店にはライフスタイル関連本が並んでいました。この施設が「HYGGE」(デンマーク語で「居心地が良い空間や時間)をテーマにしているからか「デンマークの文化読本」「イケアとスウェーデン」「北欧料理大全」といった北欧関係の本も。北欧好きの客層を引き寄せそうです。

(一階の書店では『蜷川実花ポラロイド写真展 / escape』が開催されていました。カルチャーとも出会える施設です)

少数精鋭のフードショップは肉系メニューが充実

ただ、1階のお店はそこまで北欧感はなく、目立つところにあったのは焼き芋や、お菓子など物産が売られているポップアップストア。こちらの施設がオープンした直後の休日に行ったので、隣のスタバも、Ff内のイートインも混雑していました。「密」を避けたい時は外の公園に行くしかありません。

(「THE ROOTS FRUITS」の千葉産おいものスイートポテトクレープ(720円)。ランチにもなりそうな満足感が)

並んでやっと買えたのは「THE ROOTS FRUITS」の「千葉産おいものスイートポテトクレープ」。物産ショップにも落花生のお菓子が売られていて、一瞬ここは千葉かと思いますが、江戸川区です。

(フードホールはそれぞれのお店のカウンターでオーダーできます。椅子は少なめですが......)

フードホールには、デリの店「TODAY'S FARM」、カレー屋「SPICEFAMILY」、ラーメン屋「酵NOODLE」などが並んでいます。

2階にはハンバーガー店「YAMBURGER」も。ホットドッグとか、チキンカレーとビーフカレーの合いがけとか、チャーシュー入りラーメンとか、結構肉メニューが充実している印象で、公園に行ったあとにエネルギーをチャージできます。

そんな中、大人気だったのが「BUT THE BUTTER」というパン屋さん。行ったら買い尽くされていてパンが残っておらず......。葛西の住民はパン屋を求めていたのかもしれません。

(買いに行ったら何も残っていなかったパン屋さん。最近新しめの商業施設でパン屋が売り切れがちな傾向が......)

それなので公園に行ってまた戻ってきて、16時30分の次の焼き上がり時間まで列で待機。そして再オープンしたら、熾烈な空間の中、やっとクロワッサンとコロッケパン買うことができました。またあっという間に売り切れになり、その日はもうパンは補充されないそうでした。

(並んでやっと買えたパン二個。またもやあっという間に品切れに......。バターがふんだんなリッチな味わいでした)

アウトドアやキャンプでは食料を調達するのが大変ですが、この施設ではそんな生存のための食料確保スキルをトレーニングできた気がします。インドア派ながら、アウトドアに一歩近付けました。

(一歩外に出ると葛西臨海公園が。地図を見ると池や芝生広場やバードウォッチング施設などがあって充実しています)

辛酸なめ子

東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デ ザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著に、『ヌルラン』(太田出版)、『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP研究所)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)『愛すべき音大生の生態』(PHP研究所)などがある。

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