初々しいデートに視聴者の“心のザイン”が大暴れ!?──2026年冬アニメ『葬送のフリーレン』第32話(第2期4話)「誰かの故郷」を振り返ろう! 第33話「北部高原の物流」の注目ポイントもご紹介!
小学館の少年漫画誌「週刊少年サンデー」にて連載中の漫画『葬送のフリーレン』(原作原案:山田鐘人/作画:アベツカサ)。勇者が魔王を倒した後の世界を描いた独創的な世界観を舞台にした人気のファンタジーです。
2023年にファン待望のアニメ第1期が2クールにわたって放送され、物語はもちろん、映画さながらの美しい作画や音楽も大きな話題に。そんな本作の第2期が1月16日よりついに放送開始となりました。
本稿では、各話の注目シーンやファンが盛り上がった話題の場面をSNSに寄せられたファンの声とともにその内容を振り返っていきます。今回は第32話(第2期4話)「誰かの故郷」。
前話にてデートをすることになったシュタルクとフェルン。下見までして準備するシュタルクと初めてのデートを前に動揺を隠せないフェルン。果たして2人のデートは上手くいくのでしょうか……。
※本稿には第32話のネタバレ要素が含まれます。
シュタルクとフェルンがデートへ! 視聴者の“心のザイン”が大絶叫!?
ついに迎えたデート当日。フェルンは普段着ではなく、紫色の小花があしらわれたワンピースに身を包み、バッグやハンカチ、靴も白で統一した可愛らしい格好で人生初のデートに挑みます。もちろん腕にはシュタルクにもらった鏡蓮華のブレスレットをつけて。
シュタルクはいつもと違う雰囲気のフェルンに見惚れ、内心「フェルンってこんなに可愛かったっけ……」と思いながらも、それを口に出すことはありません。頑張って支度をしたフェルンは何か褒めてほしかったようですが……。
デートを始めてからも、話題がフリーレンの事ばかりになってしまうことに対して「他に話題もないしな」と返したり、転びそうになったフェルンに「靴が歩きにくそう」と言ったりと、少しずつフェルンを残念な気持ちにさせてしまうシュタルク。
シュタルクもデートなんてきっと人生初めてでしょうし、元々乙女心なんて知る由もない人です。シュタルクらしいといえばらしいのですが、残念に思うフェルンの気持ちもよくわかります。歩きにくい靴も、デートだからと選んだものなのですから。
結局、デート中一度も笑うことがなかったフェルン。彼女は自分好みの場所ばかりを選ぶシュタルクらしくないデートコースにも残念に思っていたようです。しかし、シュタルクが自分に喜んでほしいためにフリーレンに場所を選んでもらったことを知り、フェルンはこの日初めて笑顔に。
デートの最後には、今日食べた肉まんに似た雲を見て笑い合う2人。初めてフリーレン以外の話題になり、2人が新しい思い出を重ねたことを実感しました。
また、元々孤児であった2人は今こうして穏やかな時間を過ごせていることを、育ててくれたハイターとアイゼンに感謝。似た境遇を持つ二人が抱く共通の思いにも触れられ、改めて2人がお似合いだと思わされました。
初々しいデートを目の当たりにした視聴者。SNSのタイムラインは「もう付き合っちゃえよ!!!」とビールジョッキを叩きつけるザインのポストだらけに。「見てる間中、心のザインが叫んでた」「ザイン、早くパーティに戻ってきて」「TLザインだらけでわろたww」と大盛り上がりです。
その他にも「シュタルクが全く女心わかってなくてムズムズした~!」「デート中好感度下がり続けても最後に爆上げしてくるシュタルクさすが!」「幼い頃はデートどころじゃなくて生きるのに精いっぱいだった2人がこうやって穏やかにデートできてると考えると涙が…」など、ぎこちないながらも穏やかなデートにファンは様々な思いを募らせています。
そして前半パートの最後には、前話でフリーレンが話していたヒンメルとのデートの回想シーンも登場。依頼された迷い猫は見つからなかったものの、フリーレンと2人で出かけられて楽しかったことで機嫌が良いヒンメルは、「期待した通りにいかなくてもその過程が楽しければ良い そんなことでも人は機嫌が良くなるものなんだ」とフリーレンに伝えます。
まるでシュタルクとフェルンのデートを言い表したような言葉に「さすがヒンメル良い事しか言わないな」「ヒンメルとの思い出がちゃんとフリーレンに残ってるの良き」「ヒンメルとフリーレンのデート描写ありがとうございます!」とこちらにも熱い感想が続々。
私の個人的な感覚なのですが、ヒンメルと旅をしていた頃のフリーレンよりも、今フェルンたちと旅をするフリーレンの方が優しいまなざし・表情をしているように感じます。彼女の内面がより柔らかく温かいものになっている証拠ではないでしょうか。
いよいよ北部高原へ! 手に汗握る迫力のバトルシーン
温泉を満喫した一行は、いよいよ危険な魔物が跋扈する北部高原へと足を進めます。関所を越えるや否や、多種多様な姿をした魔物がフリーレン一行を襲撃。
気の抜けない3日間を過ごした彼らはやっとのことで集落に到着。空き小屋を使わせてもらう代わりに、近くの街道に出るという強力な魔物の討伐依頼を引き受けました。
街道の先で遭遇したその魔物はスピードとパワーを兼ね備えており、今までの魔物とは格の違う強さ。3人は苦戦しながらも見事な連携で撃破しました。
素早い動きで重い攻撃を繰り出す魔物と対等に渡り合うシュタルク、フリーレンの意図を察してサポートに回るフェルン、そんな2人を信じてトドメを刺すフリーレン。そんなパーティの戦闘は見ごたえ抜群!
「やっぱ戦闘作があってのフリーレン!」「吹っ飛ばされたフェルンのこと守るシュタルクカッコよかった!」「ほのぼのデートからのガチ戦闘でバランス神」「フリーレンがシュタルクごと撃ったのはびっくりしたけど、ちゃんと守るフェルンさすが!」とその戦いを絶賛する声が寄せられました。
戦闘を終えたシュタルクは北部高原の厳しい環境に「海路で迂回してもよかったのでは」と零します。その言葉はかつてヒンメルたちと同じ地を通った際、フリーレン自身がヒンメルに言った言葉。
「北部高原にも沢山の人が住んでいる。」「僕は自分の故郷を守りたくて勇者になったからね。他の誰かの故郷も守りたいんだ。」勇者ヒンメルから教えられたことを、今度はフリーレンがシュタルクへ伝えました。
「ヒンメルの考えが受け継がれていくのいいね」「ヒンメルの言葉がフリーレン自身の言葉になってて感慨深い」「今回も温かい話でジーンときた」と視聴者の心もじんわり温められた様子。
自らの故郷はもうなくなってしまったシュタルク。しかしながら、故郷の話を聞いた彼は自分の故郷や竜から守っていた村の住人たちのことを思い返していました。自分の故郷はなくなっていても、故郷のぬくもりは知っているのです。
フリーレン一行は勇者ヒンメルの思いを受け継ぎ、誰かの故郷を守りながら北部高原を進んでいきます。
今回のアニメオリジナルは?
原作の世界観が忠実に再現されている本作ですが、アニメオリジナルのシーンも続々登場! ここからはアニメだけのカットをご紹介していきます。もちろん、下記のもの以外にも細かな部分で違うところやアニメだけの台詞もあるのでぜひ原作と見比べてみてくださいね。
デートの支度をするフェルン
原作でもフェルンが二着の服をフリーレンに選んでもらおうとするシーンは登場するものの、前髪を気にしたりハンカチや靴にも気を遣って支度をしているのはアニメだけ。真剣な表情から初めてのデートを前にした緊張が感じられます。
転びそうになるフェルン
つまずいて転びそうになるフェルンとそれを助けたシュタルク。こちらのシーンはアニメオリジナルです。こちらのシーンの他にもデートの描写はアニメオリジナルのカットや台詞が多数盛り込まれていました。
肉まんに似た雲
デート終盤に、先程食べた肉まんに似た雲を見つけてフェルンとシュタルクが笑い合うシーンもアニメだけのカット。目を合わせて笑い合う2人がなんとも可愛らしかったです。
フリーレンとヒンメルのデート
回想シーンとして描かれたフリーレンとヒンメルのデートは原作には登場しません。前話で自分とヒンメルのデートについて話すフリーレンも原作にはなく、2人が迷い猫を探してデートをしたエピソード自体がアニメオリジナルのものとなります。
魔物との戦い
最後に戦った剣を持った屈強な魔物との戦いは原作では4コマ(1ページ分)で描かれていますが、シュタルクがフェルンを庇うシーンや空中のフリーレンが攻撃を受けるシーン、シュタルクが動きを封じるシーンなどはアニメだけの描写です。より見ごたえのある戦闘シーンとなっていました。
“故郷”を思い浮かべるシュタルク
フリーレンから故郷の話をされたシュタルクが、竜から守っていた村の人々や兄・シュトルツのことを思い出すシーンは原作にはありません。シュタルクにも確かに故郷があったことを感じさせてくれる演出でした。
第33話「北部高原の物流」の見どころは?
北部高原を進むフリーレン一行。危険なうえに不毛な土地である北部高原には十分な物資が行き渡っていないようで、フリーレンたちも嘘みたいに固いパンで空腹をしのぎながら旅を続けます。
しかしながら、以前は独自の流通網と軍事力を持つノルム商会が北部高原に点在する集落に物資を行き渡らせていたはず。ノルム商会の変化を肌で感じていたフリーレンは、立ち寄った城塞都市で突然300年炭鉱で働かされることに……!? 果たしてフリーレン一行の旅はどうなってしまうのか……。
次回も穏やかでクスッと笑えるフリーレンらしい物語が期待できそうです。