神戸・湊川『かくいにいくか』フレンチ一筋50年のシェフが手がける予約限定ディナー 神戸市
古き良き下町の風情が色濃く残る神戸市兵庫区の湊川エリア。ここに、かつて神戸ポートピアホテルに存在したフレンチの名店『アラン・シャペル』で腕を振るったシェフが家族と営む洋食店『かくいにいくか』があります。
名物の「ステーキどんぶり」や「神戸牛すじカレー」をはじめ、ハンバーグステーキ、エビフライなどの洋食が味わえるランチが人気のお店ですが、今回は土曜日のみ+予約限定で提供している「ディナー」を取材。
シェフの真骨頂ともいえる、クラシックなフランス料理のコースを堪能してきました!
お店の場所は荒田町4丁目。地下鉄「湊川公園」駅から徒歩圏内(10分弱)で、通りに面しているので迷う心配もありません。
オーナーシェフの角井さんが大切にされているのは「仕込み」。フレンチのエスプリ(精神)ともいえる“ソース”を筆頭に、既製品の使用は極力控え、労を惜しまず自身の手で毎日仕込みを行っています。
50年間厨房に立ち続け、70歳を迎えても色あせない料理への情熱。その理由について角井さんは、「結局、(自分の料理を)食べてもらって、喜んでもらえるのが好きなんよね。だから、これだけ長く続けられるんだと思う」と話します。
ディナーコースはオードブル、魚料理、メイン(肉料理)、プティパン、デザート(コーヒー/紅茶付き)という構成。
オードブルは季節によって内容が変わり、「フォアグラのテリーヌ」や「ハムのゼリー寄せ」といったフレンチの定番がそろいます。
丁寧に下処理されたフォアグラは、なめらかなくちどけと凝縮された旨みの虜になること間違いなし♪
東山商店街で仕入れた“あら味噌”に手作りの大豆味噌やお酒を合わせた特製味噌に漬け込んだクリームチーズ、セージやローズマリーの香りを移した焼き豚など、一品一品に創意工夫が光ります。
魚料理は、サクサクのパイ生地にタイとホタテ貝、キノコをたっぷりと盛り付けた一皿。
角井さんが「香りは伊勢海老より強いかも」と太鼓判を押す、“カワツエビ”の出汁に生クリームやバターを合わせたソースはぜひ味わってみてほしいです!
夏はスズキやイサキ、冬はシタビラメやタラを使用し、ソースも季節によって変わる、春夏秋冬が感じられる一皿です。
メインは鴨胸肉のロースト。仔牛の骨や香味野菜を煮詰めて作るフォンドボー(出汁)に、フレッシュなグリーンペッパーを合わせたソースでいただきます。
グリーンペッパーの粒を噛んだ瞬間、ピリッとした辛みが口の中ではじけ、野趣に富んだ鴨肉の味を引き立てます。ソースはさらりとした口当たりで、濃厚ながらもやさしい味わい。老若男女問わず楽しめると思います。
デザートには「ケーキ」にフルーツやシャーベットを添えたプレートが登場。心地よい満腹感とともに、コースは幕を閉じます。
「セカンドキャリアとして、ゆっくりしようと三宮からこっち(地元の兵庫区)へ移ったのに、相変わらず忙しい毎日を送っています」と、いたずらっぽく笑う角井さん。
料理の世界に身を投じて半世紀。神戸フレンチの鉄人の胸に灯る情熱の火は、今もなお燃え続けています。
場所
かくいにいくか
(神戸市兵庫区荒田町4‐13‐17)
営業時間
ランチ 11:00~14:00(L.O.13:30)
ディナー 17:00~20:30(土曜日のみ・要予約)
定休日
日曜日、月曜日
駐車場
なし
ディナー営業について
★土曜日のみ営業・要予約
コースは2種類から選べます
①4,950円(税込)のコース
前菜盛り合わせ
季節の魚料理
肉料理(鴨胸肉のローストorスペイン産ガリシア栗豚肩ロースのグリル)
デザート(コーヒーor紅茶)
②6,050円(税込)のコース
前菜盛り合わせ
季節の魚料理
肉料理(仔羊背肉のハーブパン粉焼きor牛タンの煮込み)
※コース1人前につきパンは1つ(パンの追加は+150円)
※コースのメイン(肉料理)を「和牛ステーキ」に変更可(有料オプション)