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TSIが赤字続きの「フリークス ストア」のデイトナを約283億円で買収 背景に「ローソン」販路と長谷川昭雄「カウラム」の強みも

セブツー

TSIホールディングス(以下、TSI HD)は7月14日、「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」を運営するデイトナ・インターナショナル(本社:東京都渋谷区、代表:佐々木聡)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得額は約283億円。

デイトナ・インターナショナルは、「フリークス ストア」を中心に、米国・NY発の「ノーティカ(NAUTICA)」や長谷川昭雄がクリエイティブディレクターを務める「カウラム(CAHLUMN)」といったブランドを手掛けており、現在は約60店舗を展開している。

デイトナ・インターナショナルの2025年2月期決算は、売上高393億3900万円、営業利益5億3900万円、当期純利益は7000万円の赤字となった。さらに、2024年2月期は9億6300万円の赤字、2023年2月期も2億5900万円の赤字を計上しており、最終赤字が続いている状況だ。

直近の業績は厳しい状況が続いているが、デイトナ・インターナショナルの主力ブランドである「フリークス ストア」は、若年層を中心に支持されており、カジュアルアパレル市場で一定の存在感を放っている。「ローソン」との協業でTシャツを販売するなど、独自の流通チャネルを活かした取り組みも展開しており、今年はすでに第4弾のコラボレーションを実施している。

TSI HDは2024年、グループ傘下の「ローズバッド(ROSE BUD)」事業をビーズインターナショナルに譲渡するなど、ブランドポートフォリオの再編を進めている。今回の買収もその一環とみられ、両社の強みを活かしたシナジーによって、アパレル市場での競争力強化を図る考えだ。「フリークス ストア」

また、長谷川昭雄が手掛ける「カウラム」も注目だ。伊勢丹などでポップアップを開催し、こだわり抜いたアイテムを厳選して展開、ファミリーマートの「コンビニエンスウェア」とのコラボは即日完売するなど存在感を発揮している。今年3月には神田の純喫茶を改装して「カウラム ストア」をオープンしている。TSI HDにはない世界観を持ったブランドで、今後の動向にも注目だ。

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