「TT&COMPANY」高橋さんの、まるでタイムマシンでやってきたようなサバイバーチョッパー
「TT&COMPANY」高橋広之さんといえば、これまで数多くのハーレーを乗り継いできた超ベテラン。所有している車両のほとんどは純正オリジナルだ。しかし、そんな高橋さんが最近溺愛しているのが70年代の香りがプンプン漂う59年式アイアンスポーツのサバイバーチョッパーだ。
タンクはもちろんフレームやフェンダーも当時モノ
「これまでチョッパーにはあまり興味がなかったのですが、このバイクは全体の雰囲気はもちろん、タンクのグラフィックも自分の好みにピッタリだったので、2年前に手に入れました」
購入時からほぼこのスタイルだったそうで、高橋さんの手元に来て唯一フロントまわりをテレスコ式からガーターフォークに仕様変更している。以前は細いフォークにエクステンションを装着していたため剛性感がなく、本気で走るには若干不安だったのだ。その名の通り、下部は松葉杖状の構造をもつガーターフォークはより強度があり、実際にフロントまわりは安定。ハイウェイクルーズも安心してこなせるようになった。
「見た目はもちろんですが、スポーツスターの軽快なボディやエンジンフィールも気に入ってます。ちゃんと高速で他のバイクをリードできるぐらいのパフォーマンスはもってますから」
1959 Ironhead Sportster Survivor Chopper
リアサスは残しつつ、フロントはネック角を大きく変更したカスタムフレームにロングフォークとシッシーバー、キング&クイーンシートというお手本のようなスタイルが魅力。フロント21インチ、リア16インチの組み合わせ。
ガソリンタンクはもちろんだが、スムージングされたフレームネックまわりや、写真では分かりにくいがリアフェンダーにもカーリーを中心としたゴールドリーフのグラフィックが入る。半世紀以上経過しているが状態は良好。
67年前のエンジンだが、これまでもしっかりと整備されてきたようで、今でもキック一発で簡単に目を覚まし、乾いた炸裂音を奏で始める。
キャブレターはベンディックス製の38㎜で、短めのシンプルなファンネルを組み合わせる。使い込まれた雰囲気もカッコいい。
フェンダーストラットに固定する社外シッシーバーとダイヤパターンのキング&クイーンシートの組み合わせ。もちろんどちらも当時モノだ。
フロントフォークはもともとテレスコピック式だったが、高橋さんの手元に来てからガーターフォークに変更。剛性が上がり、普通に高速で100㎞/hクルーズが可能となったそうだ。
ヘッドライトはARIS製スクエアランプをデュアルで装着。いずれもヴィンテージだが、年代が違うため上下で形状が異なる。
エンジンはオリジナルの883㏄でマグネトー点火となる。オイルタンクはホースシュータイプ。ビッグツインとは異なり、軽快に吹け上がるエンジンフィールが魅力だと高橋さん。
マフラーは詳細不明ながらおそらく当時モノと思われるXLCHと同じセパレートの2本出しとなる。
プライマリーカバーは、XLCH純正をゴールドメッキして装着することでアクセントに。
ガスタンクの側面やフレームネックにはゴールドリーフを使ったカーリーが入るが、タンクの上部にはエアブラシによるペインティングも入る。