ミスタータイガースの掛布雅之さん1周目!クラシックカーへ拘り選んだ車は世界36台限定のアレでした!
カーマニアの安東弘樹が、これまた車が大好きな方をお迎えしてお送りする30分。
今週はミスタータイガース登場!
車に対する情熱も熱すぎる掛布雅之さんに、これまでの華麗なカーライフを伺いました。
最初の車との出会い
子供の頃から車が好きだった掛布さん。
若かりし阪神タイガースに入団した頃も、同期といつも車の話をしていたそうです。
そんな掛布さんが最初に買おうと思っていたのが、今も名車として語り継がれる「いすゞ117クーペ」でした。
しかしレギュラーに定着して打率も3割台を打ち始めると…いっぱい稼げたそうで(笑)
そんな中、知り合いから掛布さんに譲りたい車があると持ちかけられ、それがポルシェ914だったそうです。
少年時代からポルシェへの憧れを持っていたそうで、117クーペは買わず、ポルシェオーナーになった。これが掛布さんにとってのファーストカーだったそうです。
以降、ポルシェ914ライフを楽しんでいたのですが、ある日、トラックにぶつけられてしまうというトラブルもあり、そして修理工場に持ち込んだところ、そこに鎮座していたのがポルシェ911。
これを台車で借りたら面白すぎて、なんと911の購入を決めてしまったそうです。
ちなみに掛布さんが選んだのは黒の911。
その当時、黒のポルシェはかなり珍しかったそうで、大阪には掛布さんのほか、もう1人しかいなかったそうです。
しかもその1人のおじ様と仲良くなった掛布さんは、その方と一緒にポルシェ930ターボを購入!?
掛布さんが選んだ色はアクアマリンブルーというふかーい青に内装は白と超オシャレ。
そしてお友達が購入したのは、なんとピンクの外装に白の内装とこれまたオーナーを選ぶナイスセンスな配色!
ブルーとピンクの930で一緒に走ったのがいい思い出なんだそうです。
あの超クラシックカーにハマる
掛布さんはプロ野球選手から引退後、念願のクラシックカーにハマったそうです。
特に印象に残っているのがアルファロメオ6C2500ヴィラデステ。
なんと世界に36台しか存在しなかったマシン!
1949年のコンコルソ・ヴィラデステのコンクールで優勝し、世界一優美な車として賞賛された、別名「走るアート」のヴィラデステが大阪のある車屋さんに展示されていたそうで、当然一目惚れの即購入決定案件。
エンジンも絶好調の深い紺のこのマシンを入手して、週に最低でも1度は走らせていたんだとか。
なんと東京と大阪も往復したことがあるという仰天エピソードも!?
掛布さん曰く「車は走らせるもの。飾るものじゃない」。
どんな名車であれ、どんなクラシックカーであれ、走らせることに意味があると、ほんと素敵なカーラバーですよね。
掛布さんが車にひかれる理由
掛布さんは特に車の空間が一番好きなんだそうです。
自分の部屋みたいなもので1人で乗るのが好き。
そして運転中は音楽もいらないと語ります。
その理由は「昔の車はエンジンの調子を音で気づかないといけない」という信念から。
だから常にエンジンフィールを感じながら走りたい。
ちなみに現役時代も宿舎から離れた場所に保管していた車までわざわざ行って、運転席に座って30分ほど過ごし、寄宿舎に戻る日々を送っていたんだそうです。
(特に走るわけでもなく)
掛布さんにとって車との時間は至福以外、何物でもなんでしょうね!
(TBSラジオ『GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~』より抜粋)