【羅比亜(ラビア)】知ってた?パフェがおいしい清水の昭和レトロ喫茶が韓国人観光客に大人気!/静岡市
韓国人観光客に大人気のワケは?
お得なことや楽しい情報が大好きなフリーカメラマン 望月やすこです。
今回は、静岡市のJR清水駅近くにある喫茶店「羅比亜」(ラビア)のご紹介。レトロ喫茶としてお馴染みの店ですが、最近はなぜか韓国人観光客に人気があるそう。「なんでそんなに人気なの!?」という疑問を解決すべく、取材してきました。
※価格は税込(2025年3月時点)
きっかけは韓国の人気インフルエンサーの紹介
羅比亜は昭和50年に目崎清貴(めざききよたか)さんが清水駅前で始めた喫茶店。オープン当初から変わらないレトロな雰囲気が素敵ですよねー。
2024年4月からは娘の奈々子さんが引き継いでいるのですが、最近は訪日外国人観光客、いわゆるインバウンド客が増えているそうです。
特に多いのが韓国からの観光客。理由は定かではないのですが、どうやら韓国の人気インフルエンサーがSNSで「静岡観光で富士山とともに行くべきお店」として紹介したのがきっかけみたいです。
現オーナーの奈々子さんが身振り手振りで韓国人のお客さんから聞いたところによると、韓国にはオシャレなイマドキ喫茶はあるものの、馴染みで使っていたような古くからの喫茶店というものはないそうです。だから、羅比亜のような「レトロな雰囲気がそのまんま残ってる店」は、とっても珍しいんだって。知らなかったー。なるほど納得です。
清水港に豪華客船が入港した日には、韓国人観光客だけでなく世界各国からのお客さんで満席になる日もあるんだそう。まさか清水駅前のこの店がそんなことになってるとは!と、びっくりです。
羅比亜といえばパフェ!看板メニューは高さ40cmの「フルーツタワー」
中でも人気の看板メニューは、高さ40cmの「フルーツタワー」1,100円。生クリーム・スライスリンゴ・メロン・パイン・バナナ・桃・洋梨・いちごジェラード・フルーツゼリーなどが入ったボリュームたっぷりのパフェです。
量だけでなく、食感や酸味や甘みの違いも楽しめる、味でも満足な一品。「羅比亜といえばパフェ」という人も多いですよね。クリームたっぷりの「カプチーノ」650円も、各国の皆さんが頼むそうですが、その理由は分かりません。
モーニングやランチもありますよ。モーニングは厚いトーストと盛りだくさんのサラダやフルーツ・コーヒーが付いています。
ランチメニューのハンバーグは静岡岡村牛が肉肉しくて気軽な喫茶メニューのワンランク上のお味でした。珈琲や紅茶のドリンク付き。クリームソーダは大きめで濃厚なバニラアイスが載っています(セットでクリームソーダは選べません)。
サイフォン式の珈琲も柔らかい味でとっても美味しかったな〜。珈琲につくミルクも「牛乳」ではなく「生クリーム」なんですよ。昔ながらの喫茶店って、こういう小さな贅沢があちこちにあって大好きです。
静岡が誇るあの人気チェーンは、「羅比亜」から始まった!
実は、羅比亜には清水駅前の「本店」のほかに、かつて「三保店」があったのをご存知ですか?現在その場所にあるのは、静岡が誇る人気チェーンの「鐘庵」。しかも創業1号店。なぜ羅比亜があった場所に鐘庵が出来たのかというと、それは鐘庵の大鐘会長が「羅比亜 三保店」の店長だったからなんです!
そしてなんと大鐘会長は、目崎さんの義弟にあたります。羅比亜を手伝ったのがきっかけで飲食業の面白さに目覚め、その体験が鐘庵の誕生に繋がったんです。羅比亜に歴史ありですねー。
レトロな店内は人気ドラマのロケ地にも!
そうそう、このレトロな店内は人気SF漫画の実写ドラマ「七夕の国」(ディズニープラスで配信)では「マルカミ」という名前の喫茶店として登場します。
私もドラマを観ましたが、「ちょっと使われてる」的な感じじゃなくて、結構がっつり何度も出てくるので嬉しくなりました。
というわけで今回は、静岡市民だけでなく海外から訪れる外国人観光客にも愛される「羅比亜」を紹介しました。
<DATA>
■羅比亜
住所:静岡市清水区真砂町1-15
電話:054-364-8181
営業時間:8時30分〜17時(L.O.16時)
モーニング:11時まで
ランチ(平日のみ)11時〜14時半
定休日:日曜(不定休もあり)
駐車場:店横に2台