【藤沢 イベントレポ】れいんぼ〜かふぇ江の島 - 言葉で人を元気に!PEP TALK入門講座
「子どもを励ましたいのに、どのような言葉をかけたらよいのかわからない」
「前向きな言葉を選びたいと思っていても、つい否定的な言い方をしてしまう」
子育てや仕事、人間関係のなかで、言葉のかけ方に悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
片瀬江ノ島駅近くにある「れいんぼ〜かふぇ江の島」では、子育てやコミュニケーションについて学べる講座が定期的に開催されています。
今回参加したのは、ペップトークを初めて学ぶ人に向けた「STEP0 PEP TALK入門講座」。
ペップトークは、もともとアメリカのスポーツ現場で、試合前に監督やコーチが選手を励ますために行っていた短いスピーチから生まれた言葉がけです。
日常のコミュニケーションに活かせる「励まし方」を学んだ、当日の様子をご紹介します。
れいんぼ〜かふぇ江の島ってどんな場所?
片瀬江ノ島駅の近くで、毎週水曜日の10時から17時まで開かれている「れいんぼ〜かふぇ江の島」。
大人も子どもも立ち寄れる“みんなの居場所”として、地域の人がゆるやかにつながれる場所です。
子育て中の親子をはじめ、地域の人が話したり、学んだりしながら過ごせる場所になっています。
また、子育てやコミュニケーションに関するセミナーや講座も、定期的に開催されています。
今回は、そのなかから「PEP TALK入門講座」に参加しました。
一緒に参加した方は、子どもの学校のPTA講演会でペップトークセミナーを受けたことがきっかけで、興味を持ったそうです。
「もっと詳しく学びたい」と思い、都内かられいんぼ〜かふぇ江の島を訪れていました。
「呼んでほしい名前」を伝える自己紹介からスタート
講座は、参加者とスタッフの自己紹介から始まりました。
名前だけでなく「今日、どのように呼んでほしいか」も伝えます。
普段は「○○ちゃんのお母さん」や仕事上の肩書きで呼ばれることが多い方も、自分が呼んでほしい名前を自分で決めます。
初めて会う人同士でも、呼び方が決まると自然に声をかけやすくなり、会場にも少しずつやわらかな空気が広がっていきました。
ペップトークでは、どのような言葉を使うかだけでなく、相手との信頼関係も大切にされています。
同じ内容であっても、誰から言われるかによって、言葉の受け取り方が変わるためです。
自己紹介は、お互いを知り、安心して言葉を交わすための大切な時間になっていました。
「励まし方」を学んだことはありますか?
今回の講座のテーマは「励まし方を学ぼう」です。
講師を務める、れいんぼ〜かふぇ代表のりーさんこと鈴木理恵さんは、参加者に次のように語りかけました。
「学校の授業で、国語・算数・励まし方、なんて授業ないでしょ?励まし方って学んだことないんですよね。」
人を励ます言葉は、家庭や学校、職場など、さまざまな場面で必要になります。
しかし、私たちは学校の授業で「励まし方」を学んできたわけではありません。
これまで自分がかけてもらった言葉や、身近な人の言い方を参考にしながら、手探りで言葉を選んでいます。
そのため、励ますつもりでかけた言葉が相手の負担になったり、思うように気持ちが伝わらなかったりすることもありますよね。
ペップトークは、相手の状態を見ながら、前向きな行動につながる言葉のかけ方を学ぶものです。
講座では、脳科学や心理学の考え方にも触れながら、言葉が人に与える影響について学びました。
また、欧米ではリーダーにとって言葉の力を磨くことが大切だといわれていることも紹介されました。
子育てだけでなく、職場や地域活動など、人と関わるさまざまな場面に活かせる内容です。
息子とのコミュニケーションに悩んでいたりーさん
実は講師のりーさん自身も、息子さんとのコミュニケーションに悩んでいた一人。
どのような言葉をかけたらよいのかわからず悩むなかで、ペップトークに出会ったそうです。
りーさんが最初に始めたのは、息子さんに「ありがとう」と伝えることでした。
難しい言葉を使ったり、一度に接し方を変えたりするのではなく、まずは日常のなかで「ありがとう」を伝える。
りーさんは、その方法を知ったときに「これならできる」と思えたと話していました。
子どもへの言葉がけを変えようとすると、「いつも穏やかでいなければ」「正しい言葉をかけなければ」と考えてしまうことがあります。
しかし、最初から完璧に変わる必要はありません。
まずは、自分にできる一つの言葉から始める。
りーさん自身の経験を交えた話に、参加者も静かに耳を傾けていました。
ペップトークは相手の心を最適化する言葉がけ
ペップトークとは、相手の心を最適化する言葉がけです。
ただ明るい言葉を並べたり、無理に前向きな気持ちにさせたりすることではありません。
相手の気持ちや置かれている状況を受け止めながら、その人が力を発揮しやすい状態へと整えていきます。
講座では、励まし方にはさまざまなバリエーションがあることも学びました。
元気づける言葉が必要なときもあれば、相手の気持ちに寄り添うことが励ましになる場合もあります。
同じ言葉を誰にでも使えばよいわけではなく、相手の状態に合わせて言葉を選ぶことが大切です。
また、言葉の内容だけでなく、相手との信頼関係も欠かせません。
どれほど前向きな言葉であっても、信頼関係のない相手から言われると、素直に受け取れないこともあります。
「何を言うか」と同時に「誰が言うか」も大切なのだと学びました。
「走っちゃダメ」ではなく「歩いてね」
講座のなかで印象に残ったのが、脳は肯定と否定を区別できないという話です。
たとえば、走っている子どもに「走っちゃダメ」と声をかけると、言葉のなかには「走る」という行動が含まれています。
そこで、禁止したいことを伝えるのではなく、してほしい行動を具体的に伝えます。
「走っちゃダメ」ではなく「歩いてね」と声をかけるのです。
伝えたい内容は同じでも、否定形を使うか、してほしいことを肯定形で伝えるかによって、言葉の印象は変わります。
家庭だけでなく、職場や地域で誰かに何かをお願いするときにも使えそうです。
普段何気なく使っている言葉を少し言い換えるだけなら、日常生活にも取り入れやすいと感じました。
言葉の力をペアワークで体感
講座は、講師の話を聞き続けるだけではありません。
参加者が自分で考え、ワークシートに答えを記入する時間もあります。
「言葉の力を体感しよう」というテーマでは、まず自分がポジティブだと感じる言葉と、ネガティブだと感じる言葉を書き出しました。
その後、参加者同士でペアになり、書き出した言葉を実際に声に出して相手へ伝えます。
文字として見るだけのときと、目の前の人から直接言葉をかけられたときでは、受ける印象が異なります。
ポジティブな言葉をかけられたときの感覚と、ネガティブな言葉をかけられたときの感覚を比べることで、言葉が自分に与える力を体感できました。
自分では軽い気持ちで使っている言葉でも、相手にとっては想像以上に大きな影響を与えることがあります。
言葉選びの大切さを、頭で理解するだけでなく、自分の感覚を通して学べるワークでした。
自分を満たすことが相手を満たすことにつながる
講座では「自分を満たすことが相手を満たすことになる」という話もありました。
誰かを励ましたり、元気にしたりするためには、まず自分自身の状態も大切です。
自分が元気だからこそ、相手を元気にできます。
子育てをしていると、子どものことを優先し、自分の気持ちや疲れを後回しにしてしまうことがあります。
自分に余裕がない状態では、相手を励ましたいと思っていても、穏やかな言葉を選ぶことが難しくなるかもしれません。
相手にかける言葉だけを変えようとするのではなく、まず自分自身の心にも目を向ける。
自分を満たすことが、家族や周囲の人への言葉にもつながっていくのだと感じました。
子連れでも集中して参加できる
今回は大人のみの参加でしたが、れいんぼ~かふぇ江の島の講座には子どもと一緒に参加することもできます。
講座中はスタッフが子どもを見守ってくれるため、大人は話を聞いたり、ワークに取り組んだりすることに集中できます。
学んでみたい講座があっても、子どもの預け先が見つからず、参加を諦めてしまう方もいるでしょう。
れいんぼ〜かふぇ江の島では、子どもを連れて参加できるだけでなく、近くに子どもがいる安心感を持ちながら、自分のための学びの時間を過ごせます。「子育て中だから参加できない」のではなく「子育て中でも参加できる」場所であることも、この講座の魅力です。
子育て中のママだから話せる育児の悩み
れいんぼ〜かふぇ江の島のスタッフである、りーさん、さゆさん、おりどんは、全員が子育て中のママです。
皆さんとても気さくで、初めて訪れた人でも話しかけやすい雰囲気があります。
講座を終えた筆者も、思わず日頃感じていた育児の悩みを相談しました。
それぞれの立場や専門性を活かした話をしてくれる一方で、同じように子育てに悩むママとして気持ちに共感してくれました。
一方的に正しい答えを教えられるのではなく「わかる」と受け止めてもらえるだけでも、気持ちが少し軽くなります。
言葉のかけ方を学べるだけでなく、普段抱えている悩みを安心して話せることも、れいんぼ〜かふぇ江の島ならではの魅力だと感じました。
STEP5まで続くペップトークの学び
今回参加した「PEP TALK入門講座」は、初めてペップトークに触れる人に向けたSTEP0の講座です。
ペップトークの講座はSTEP5まで続いており、段階を踏みながら、さらに理解を深めることができます。
一緒に参加した方は、講座が終わるとすぐに次回の講座を予約していました。
子どもの学校で開かれたPTA講演会をきっかけにペップトークを知り、都内から入門講座に参加し、さらに次の学びへ進む。
その姿からも、日常で使える言葉がけへの関心の高さが伝わってきました。
まずはSTEP0で基本に触れ、さらに詳しく学びたいと思った方は、次の段階へ進むことができます。
日常の言葉を少し変えるきっかけに
子どもや家族を励ましたいと思っていても、どのような言葉を選べばよいのかは、誰もが最初から知っているものではありません。
れいんぼ〜かふぇ江の島のペップトーク入門講座では、講義を聞くだけでなく、言葉を書き出し、相手に伝え、自分自身でも言葉の力を体感できます。
「走っちゃダメ」を「歩いてね」に変えるように、日常の言葉を少し言い換えることなら、講座を受けたその日から始められます。
子育て中の方はもちろん、職場や地域で人と関わる方、自分自身への言葉がけを見直したい方にも活かせる内容です。
自分を満たし、自分が元気になることで、周囲の人にも元気を渡していく。
れいんぼ〜かふぇ江の島は、言葉を学ぶだけでなく、人と話し、悩みを分かち合いながら、自分自身も少し元気になれる場所でした。
今後の講座情報は公式ブログやInstagramでチェック
れいんぼ〜かふぇ江の島では、ペップトーク入門講座をはじめ、子育てやコミュニケーションについて学べる講座を定期的に開催しています。
開催日や講座内容はその都度異なるため、詳しい情報は公式ブログやInstagramをご確認ください。
また、れいんぼ〜かふぇ江の島は、毎週水曜日の10時から17時まで開かれています。
講座に参加するだけでなく、地域の人と話したり、子育ての悩みを相談したりしながら過ごせるのも魅力です。
「家以外にも、安心して話せる場所がほしい」
「子育て中でも、自分のために何かを学びたい」
そんな方は、れいんぼ〜かふぇ江の島を訪れてみてはいかがでしょうか。
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湘南人
れいんぼ~かふぇ江の島 PEP TALK入門講座
開催日時
2026年7月1日 10:00~12:00
開催場所
れいんぼ~かふぇ江の島(湘南人不動産)
住所:藤沢市片瀬海岸1丁目12-4ヴィルヌーブ片瀬江の島 1F
駐車場:片瀬東浜駐車場が利用可能(駐車券をお持ちください)
参加費
3,850円