【流山市】森の手話カフェがオープン!手話ではなしてみませんか?
流山市高齢者福祉センター森の倶楽部に2023年11月、同施設利用者の憩いの場となる森の手話カフェがオープン。
木々に囲まれた空間で、香り高いコーヒーと手話が楽しめます。
地域共生社会における憩いの場
「高齢者と障害者の居場所づくりという思いからカフェを始めました」と話すのは、流山市デフ協会会長の小野寺さん。
「森の倶楽部を訪れた人たちが気軽に立ち寄り、ろう者と交流を深められたら」と願い、元々あったレストランをリノベーションし、一から運営を学び、オープンまでに1年を費やしたそうです。
店内は指文字をかたどった手作りキルトのタペストリーや時計が飾られ、来訪者は興味津々に手を動かし、スタッフと手話を交えて話していました。
また、コーヒーと手話を組み合わせた小野寺さんデザインのロゴも印象的です。
横のつながりを大切に共生のオアシスへ
カフェの看板メニューは、サイフォンで入れる本格的コーヒー。
市内の障害者団体との横のつながりも大切にしたいと、コーヒー豆は「いろいろや・ハーモニー」から、クッキーは「さつき園」からそれぞれ購入しています。
また、ランチタイムの料理やケーキ(水曜日のみ)も、ろう者や手話サークルスタッフの手作りがこだわり。
家庭的な温かい味になっています。
「手話ができなくても、身ぶり手ぶりや筆談など、いろいろな方法でまずはコミュニケーションを取ってほしい」と小野寺さん。
「今はデフ協会と手話サークル協議会の準備委員会メンバーが中心。これまで支えられる側だった市内のろう者自らがスタッフとなり、支える側として活動できる場になれば」と展望を語ってくれました。
現在週1回の営業日も増やして、夏にはかき氷などの季節限定メニューも考案中とか。
夢は膨らみます。(取材・執筆/TOUKO)
営業日/1月28日(日) ※2月以降は問い合わせを 営業時間/午前11時~午後3時30分(ランチ午後2時、ドリンク午後3時L.O.) 住所/千葉県流山市東深井989 問い合わせ/04-7152-2373 高齢者福祉センター森の倶楽部 https://webc.sjc.ne.jp/nagareyama/information_5