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無分配型で複利効果を最大にする!分配金のある・なしの違いも解説【眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話】

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無分配型で複利効果を最大にする!分配金のある・なしの違いも解説【眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話】

無分配型で複利効果を最大にする

無分配型か再投資型で複利効果の恩恵を

投資信託は、収益分配金がある「分配型」と分配金がない「無分配型」に分かれます。分配金とは、運用で得た利益を投資家に一定の頻度で還元するお金のことです。

分配金は、株式の配当金や預貯金の利息と似ているようで違いがあります。配当金は、企業が配当を出すと判断した場合に還元されます。対して、分配金の有無などは投資信託を購入する際、すでに決められています。預貯金の利息は預け入れ額に応じ、確実に受け取れますが、分配金は運用状況で金額が増減。収益が悪化した場合には分配金を受け取れない可能性も出てきます。

新NISAの長期積み立て運用の場合、おすすめなのは収益を分配せず、再投資に回す「無分配型」のほうです。収益も投資の元本として運用するため、長期であればあるほど運用額が上がり、さらなる収益が期待できます。無分配型の投資信託では、償還、または途中換金した際に分配金を得ることができます。一方の「分配型」では、元本が一定のため複利効果が薄いだけでなく、種類によっては運用する元本を取り崩して分配を行うものもあるため、注意が必要です。つみたて投資枠を最大限活用するためには、無分配型か、分配金を再投資できる「再投資型」を選びましょう。

分配金のある・なしで何が違う?

分配金がある

分配型:定期的に運用益を投資家に還元する。

再投資型:分配型分配金を受け取らず、再投資する。

運用益を分配するため元本が一定。長期で投資しても複利効果が薄い。

分配金の種類

普通分配金:元本の運用益から支払われる。

元本払戻金(特別分配金):元本を取り崩して分配金として支払う。

分配金がない

無分配型:運用益を投資家に分配せず、再投資する。

運用益でも投資を行うため、長期になるほど複利効果がある。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』著:伊藤亮太

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