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東京、2月に行くべき祭り4選

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東京、2月に行くべき祭り4選

寒さ厳しい2月でも、心を和ませる祭りが全国各地で行われる。2月と言えば節分だが、下北沢では鬼ではなく天狗が登場する行事が開催。王子稲荷神社では火事除けのお守りだった凧(たこ)が売られる伝統行事、「隅田公園」では雛祭りの原点とも言われるイベントが行われる。冬の終わりと、春の兆しの両方を感じに足を運んでみてほしい。

下北沢天狗まつり

下北沢天狗祭り

下北沢で代々受け継がれる、ユニークな祭りが開催。「下北沢天狗まつり」は、節分行事の一環でありながら鬼ではなくてんぐが登場し、「福は内」と唱えて豆をまくのが特徴だ。

初日には「烏天狗道中前夜露払いの儀」が行われ、烏天狗が商店街の18の飲食店で豆まきを披露する。2025年2月1日(土)1日のメインイベント「天下一天狗道中」では、大天狗や烏天狗、山伏らが巨大な「天狗面車」とともに商店街を練り歩き、各所で豆まきを実施。2日(日)には、スタンプラリーを楽しみながら福豆すくいに挑戦できる「天狗福豆・目方でドン!」なども開催される。

てんぐは、安全と幸運を願う人々の声に耳を傾けるといわれている。祭りに参加すれば、天狗の御利益を受けることができるかもしれない。

※1月31〜2月2日 烏天狗道中前夜露払いの儀 20時〜、天下一天狗道中 14時〜/下北沢一番街商店街/入場は無料

王子稲荷神社

凧市

毎年2月の初午・二の午の日に開催される江戸時代の名物行事。江戸の町はたびたび火事に見舞われ、風が被害を大きくしたことから、風を切って揚がるたこを「火防の凧(ひぶせのたこ)」として火事除けにしたことが始まりだといわれる。

「凧市」では、無病息災、商売繁盛にもご利益があるという「火防の凧」(1,800円、税込み)が王子稲荷神社境内の社務所で売り出され、毎年多くの参拝者が訪れる。旧街道沿いには約100軒もの屋台が並び、縁日の雰囲気も楽しめるのが魅力だ。

歴史とともに受け継がれた、伝統行事の活気を感じ取ってほしい。

※2月6日・18日10〜18時/王子稲荷神社/入場は無料

画像提供:深大寺 | 深大寺

節分会

深大寺」で、年男・年女、芸能人や有名スポーツ選手などが参加する「お練り行列」と、本堂前の特設舞台で豆まき式が行われる。豆まきは11時30分・13時30分・15時30分からの3部制。2025年の特別ゲストには、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演した俳優の野添義弘、仏教に詳しいタレントのみほとけ、力士の玉鷲関などを予定している。

「元三大師堂」では終日厄よけ、家内安全、諸願成就のための大護摩供を実施。護摩祈願は、「豆大師(元三大師)」の特別護摩のほか、9時45分の回を皮切りに7回の祈祷(きとう)を行う。「節分会」特別授与物の「護符、福枡、福豆」(800円、以下全て税込み)、「護符、福豆」(600円)、「福豆」(200円)は当日まで授与している。

※2月2日 11時30分〜/深大寺/入場は無料

photo: 日本人形協会江戸流しびな

江戸流しびな

流しびなは、子どもの無病息災を祈り、紙製の人形(ひとがた)に願いを託して川に流し、祓い清める日本の伝統行事。雛祭りの原点とも言われ、その起源は今から約1000年前の平安時代中期だと言われている。

隅田の流しびなは、「江戸流し雛振興会」が運営。公園内の隅田川河畔で行われ、子どもや大人がそれぞれの願いを記した水溶性の「流しびな」を、特設スロープから流す。

春の訪れを告げる隅田川の風物行事に足を運んでみては。

※2月23日 11時30分~13時/隅田公園/入場は無料(流しびなは一つ1,000円)

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