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【前編】「自分の親なら介護できる!」そう思っている人たちに読んでもらいたい、壮絶な介護の経験談

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人は誰しもが歳をとります。もしもその過程でからだに不具合がでてきたり、病気になってしまったとしたら、1人で生きていけなくなることもあるのではないでしょうか。もしそうなってしまったのが自分の親だったならば……みなさんはどのような対応をとろうと思っていますか?

『みんな本当に自分の母親の介護ができるの? 最近は娘が実親の介護をするのが当たり前というか、娘に期待している母親がほとんどみたいだけれど……。介護職の人でも、身内の介護となると厳しいのに。本当にみんなできるの?』


「義両親は長男の嫁が面倒を見るものだ」なんて言われていた時代や地域があるのかもしれませんが、民法第八百七十七条(第877条)では扶養義務者について

『直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある』


こう定められています。ただ義両親を扶養する義務がなかったとしても、自分の親でも介護は想像しがたいものですよね。もしかしたら親側が「わが子なら……」と介護を期待していたり、反対に自身が「自分の親は介護したい」と心に決めたりしている場合もあるでしょう。しかし“介護”とは、覚悟をしているからといって安易にできるものなのでしょうか?
引用:e-GOVポータル「民法 第八百七十七条」

「介護はプロに任せたい」理由はいろいろ

ママスタコミュニティでは、「親の介護はプロに任せようと思っている」というコメントが圧倒的多数でした。

『私は介護職だけど、信頼できる施設に入れるよ。身内介護はろくなことないよ。仕事だって時間になったら休憩できるからできるんだよ?』


『自分がやるよりプロの方が安全だろうから、そこはお願いするよ』


『気持ちとしてはやりたい。だけど現実的には無理なので施設にお願いしたい』


もしかしたら慣れない介護から、どちらか、もしくはお互いが怪我をしてしまう可能性があります。「たかが人ひとり……」と思うのかもしれませんが、着替えを手伝うのも、お風呂を介助するのもなかなか大変なものです。少し目を離したすきに重大な事故が起こる可能性だってあります。それに上手くフォローができなかったことから、険悪な関係となってしまう場合も考えられます。共働きや幼い子どもがいる家庭では、介護をする時間すらとれないこともあるでしょう。このようにさまざまな理由を考慮しているからこそ、「プロに任せたい」と考える人が多いのではないでしょうか。

親子だからこそ介護はできない、その理由は?

また「親子だからこそ介護はできない」という声もありました。親子だからこそ愛をもって接することができるのかといえば、決してそうではないようです。

『無理かも。やっぱ私には母の当たりがきつい。私も母にはついついきつく言ってしまうから悪循環だと思う』


『介護は経験があるしできるけど、自分の親は無理。施設に入れると思う。親子って関係が介護を難しくすると思う。オムツ交換もお漏らしも対応できるけど、自分の親は無理』


『うちの場合は自宅で祖父を介護した。祖父が曾祖父を怒鳴ったり、って姿を見ていたからね。親子ってところが難しいんだと思う。虐待の心配もあったから孫の私が介護した。親子じゃなければ割り切れる部分があるけれど、親子は難しい』


『親が弱っている姿を見るのは辛い。プロにお任せしたい』


仕事で介護をしているのならきちんとお給料が発生します。休息の時間だってあります。仕事だと割り切ることもできますし、気持ちのうえでオンオフもできるでしょう。しかし「親の介護」はそうはいきません。お金も出なければ、24時間呼び出される可能性もあります。自分の時間をとれないのはもちろんのこと、満足な睡眠時間がとれないことだってあるのです。

また自分の親が弱っていく姿を見ることに耐えられなくなったり、親子だからこそ感謝の気持ちや遠慮がなくなり険悪な仲になってしまったり……。「介護を“親子の愛”だけ乗り越えていくのは不可能だ」というみなさんの気持ちがとてもよく分かりますね。

後編では実際に親の介護を経験したママさんたちから寄せられた体験談をご紹介しながら、「自分の親を介護することの大変さ」を考えていきます。

後編へ続く。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko

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