ジョセフ フェルプス ヴィンヤーズのアイコンワイン「インシグニア 2021」発売
MHD モエ ヘネシー ディアジオは2024年9月25日、カリフォルニアのJoseph Phelps Vineyards(ジョセフ フェルプス ヴィンヤーズ)から、新ヴィンテージ「インシグニア 2021」を発売した。
ジョセフ フェルプス ヴィンヤーズは、建設業界で活躍していたジョセフ・フェルプス氏が、当時は未開拓だったカリフォルニア州ナパ ・バレーの荒野に1973年に設立。ワイン業界とは無縁だったフェルプス氏は、ワインづくりを一から学び、各ヴィンテージで最高のものをつくるためにぶどう畑を丁寧に育て上げた。現在では、世界でも傑出したワインエステートとしてその名を知られている。
アイコンワインの「インシグニア」は、ぶどうが育った地域のその年の個性を色濃く反映している。2021ヴィンテージには7つの自社畑のぶどうを使用するが、中でも豊かな黒系果実とエレガントなタンニンで知られるスタッグス・リープ地区のものを多く用いている。他に、ラザフォードやオークノールのAVA(米国政府認定ぶどう栽培地域)から高品質な果実も取り入れており、バランスと複雑さ、濃密で力強い味わいを備えたワインに仕上げた。
ダークチェリーやハイビスカス、ブラックベリーのアロマに、新鮮な土の香り、バニラの柔らかなアクセントが加わり、口に含むと黒系果実の豊かな風味がシナモン、ナツメグ、クローブといったベーキングスパイスの温かみと調和する。ふくよかなタンニンと明るい酸味が果実味やうま味を引き立て、凛とした印象とエネルギーが感じられる。
希望小売価格は5万3000円(税別)。今後、長い年月にわたって美しい味わいが楽しめる1本だ。