松屋に『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲ』降臨! これは大勝利待ったなし!! …って話では無かった
2025年12月2日、松屋が注目のメニューの発売を開始した。その名も『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲ』──。松屋の冬の大定番「牛豆腐キムチチゲ」に、キング・オブ・貝 “牡蠣” を加えたメニューである。
生でも焼いても蒸しても最高に美味しい牡蠣であるが、その真骨頂は旨味成分にあることは言うまでもない。これは絶対にウマいやつ! というわけで、松屋に急行した……のだが。
・牡蠣 is ライフ
許されるなら牡蠣だけを食べて生きていきたいほど、私(サンジュン)は牡蠣が大好物。ペットボトルに生ガキを入れてチュルッと飲みたいくらい牡蠣には目が無い。
先述のようにどう食べても美味しい牡蠣であるが、最大の特徴は圧倒的な旨味。オイスターソースのように、牡蠣以外にうま味調味料になる貝があるだろうか? まさに“キング・オブ・貝”である。
・韓国では大定番
さて、その牡蠣を使用した『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲ』が松屋から発売開始となった。そもそも韓国ではチゲに牡蠣が入っていることが多いため「松屋め、ようやくその気になったか」という気がしないわけでもない。
一方で、ただでさえ強い旨味に定評がある松屋の「牛豆腐キムチチゲ」に、牡蠣さまが加われば神メニュー化は必至。なんなら今年のMVP候補になり得る存在ではなかろうか?
松屋の『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲセット』は1080円。ライスなしの単品は880円となっている。また牛カルビ焼肉を加えた超ゴージャス版『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲ牛カルビ焼肉セット』も1690円で用意されているとのことだ。
・大勝利待ったなし
完全新規ではないものの、松屋でこれほどウマいことがわかり切っているメニューもそう多くあるまい。競馬で言えば伝説の名馬「ディープインパクト」くらいの手堅さと言えるだろう。
……と思いきや。
結論を申し上げよう。松屋の『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲ』は私が想像したメニューではなかった。理由は単純明快、牡蠣はあくまで“あとのせトッピング”だったからである。
・トッピングだった
簡単に言えば「牛豆腐キムチチゲの牡蠣トッピング」であり、煮込まれた牡蠣のエキスがチゲに行き渡っている、という話では無かった。てっきり韓国式かと思いきや……そうか、トッピングか。
もちろん牡蠣そのものを食べれば牡蠣の風味と旨味がグワッと口の中を支配するが、牡蠣の気配はその時だけ。神経を集中させてスープから牡蠣を感じ取ろうとしたが、私には「いつもの美味しい牛豆腐キムチチゲ」とまでしかわからなかった。
なので松屋の『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲ』は「いつもより牡蠣の分だけ美味しいけど、チゲそのものが劇的に変わってはいない」といった感じ。ただ「牛豆腐キムチチゲ」は安定のウマさである。
牡蠣のポテンシャルが高すぎるゆえ期待が大きすぎてしまった感も否めないが、牡蠣が主役のようで主役は普通にチゲ。『牡蠣入り牛豆腐キムチチゲ』はそんなメニューであった。ウマいけど。
参考リンク:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.