笠原将弘さんのレシピを紹介! 豆腐のボリュームたっぷりおかず
日本料理店店主・笠原将弘さんによる、豆腐が主役のおかずレシピを紹介します。豆腐は食卓を支えてくれる頼もしい食材。おいしくて体にやさしいのはもちろん、豆腐をたっぷり使えば、ボリュームのある大満足のおかずがつくれます。
(NHKテキスト『きょうの料理』2月号より)
豆腐のココが好き!
豆腐や油揚げ、厚揚げは、どんな味つけにも合う万能選手。僕もお店のメニューはもちろんのこと、家でも毎日のように食べています。大豆製品はヘルシーで気兼ねなく食べられるし、何より安価で家計にやさしいのがありがたいです。
豆腐のにらたまあんかけ
材料(2人分)
木綿豆腐 1丁(300ℊ)
にら 1/3ワ(30ℊ)
にんじん 30ℊ
生しいたけ 2枚
卵 1コ
水溶き片栗粉* 大さじ1
A (だし カップ1と1/2
うす口しょうゆ・みりん 各大さじ2
砂糖 小さじ1)
*片栗粉大さじ2/3を水大さじ1で溶いたもの。
1 にらは3cm長さに切る。にんじんは3cm長さのせん切り、しいたけは軸を除いて薄切りにする。
2 豆腐は8等分に切る。
3 鍋にAと豆腐を入れて中火にかけ、沸きそうになったら弱火にしてふたをし、10分間ほど煮る。豆腐に“ す” が入らないよう、グラグラさせず弱火で。
4 豆腐がアツアツになったら取り出して器に盛る。
5 残った煮汁に1を入れ、中火にしてひと煮立ちさせる。水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。卵を溶いて回し入れ、フワリとしたら火を止める。
64に5をたっぷりとかける。お好みで七味とうがらしや黒こしょうをふってもおいしい。
[220kcal 塩分3.1g 20分]
なめらかなのがお好きなら、絹ごし豆腐でどうぞ。ご飯にかけて丼にしてもおいしいですよ。野菜はもやしやきのこ、春菊、白菜、ねぎなど、冷蔵庫に半端に余っている野菜で自由につくってみてください。
教えてくれた人
笠原将弘(かさはら・まさひろ)
日本料理店店主。卓越した料理センスから生み出される独創的な和食が人気。「わが家の“あと一品”といえば、冷ややっこ。豆腐には頭が上がりません!」。
■NHK『きょうの料理』2024年2月号より
■撮影・竹内章雄/スタイリング・池水陽子