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人権オンブズパーソン コロナ下の人権侵害解説 川崎中学校で教室〈川崎市川崎区・川崎市幸区〉

タウンニュース

大谷さんの演奏に聴き入る生徒

市立川崎中学校(山本篤校長)で16日、1年生139人を対象に「人権オンブズパーソン子ども教室」が開かれた。川崎市人権オンブズパーソンは子どもの権利や男女平等に関わる人権侵害について、相談や救済の申し立てを受け付けている。

教室では人権オンブズパーソンの大崎克之さんが講演。冒頭「人権とはなんでしょう」という大崎さんの問いかけに生徒は「わからない」と答えていたが、「人権はあって当たり前のもの。普段意識していないが必要不可欠な空気のような存在。なくなったときは苦しくなる」との説明に、真剣に耳を傾けていた。

同教室は権利の大切さや制度について子どもたちに周知するため、定期的に市内中学校で実施されている。今回は特にコロナ下での根拠のないうわさによる人権侵害などに焦点を当てて解説された。大崎さんは「悪いのは感染した人ではない。もし自分だったらと行動する前に一度立ち止まって考えてみてほしい」と強く訴えた。

バイオリニスト大谷さんも演奏

当日はバイオリニストで市民文化大使の大谷康子さんも登壇。ストラディバリウスで『春』や『情熱大陸』を披露した。大谷さんは「人は一人では生きていけない。周りの人を大切にしてほしい」と呼び掛けた。

山本校長は「生徒にも良い経験となった。演奏は心の栄養になったのでは」と振り返った。

コロナで相談増

昨年度の人権オンブズパーソンへの相談は118件。「友達関係や親子関係のこと」が36件で最も多く、次いで「いじめ」が34件、「学校等の対応の問題」が20件だった。大崎さんは「今年に入り休校期間中の虐待や、学校再開後の不安に関する相談が増加している」と話す。相談は子どもあんしんダイヤル【フリーダイヤル】0120・813・887、大人用【電話】044・813・3110へ。月曜・水曜・金曜(午後1時〜7時)、土曜(午前9時〜午後3時)。

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