ピアニスト ブルース・リウの新作『チャイコフスキー:四季』が世界に先駆け日本先行発売 日本限定CDもリリース
トップ・ピアニストの登竜門、ショパン国際ピアノコンクールで優勝を果たしたブルース・リウの新作『チャイコフスキー:四季』が世界発売に先立ち、本日2024年10月9日(水)日本先行発売となった。なお、デジタル・アルバムは11月1日(金)リリースを予定しており、現在アルバムから「6月:舟歌」と「8月:とり入れ」が現在先行配信中だ。
さらに、今年6月にリリースされたデジタル・アルバム『ウェイブス~サティ:6つのグノシエンヌ』の日本限定CDも本日10月9日(水)に発売となった。
2021年ワルシャワで開催された第18回ショパン国際ピアノコンクールで優勝を果たして以来、ウィーン交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、NHK 交響楽団などの主要オーケストラと世界各地で共演し、「息をのむような美しさ」(BBCミュージック・マガジン)と称賛を受けているブルース・リウ。2022年に名門クラシック・レーベル、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、翌年にリリースしたメジャー・デビューアルバム『ウェイブス~フランス作品集』では「オーパス・クラシック賞2024」の「ヤング・タレント・オブ・ザ・イヤー」(若手アーティスト賞)を受賞。今最も勢いのある若手ピアニストのひとりとして世界的に注目を浴びている。
新作『チャイコフスキー:四季』は、ロシアの音楽雑誌「ヌヴェリスト」で連載されたピアノ独奏曲を収録。12ヶ月に対応した12の小品から成り、チャイコフスキーの祖国であるロシアの自然の変化のみならず、季節を通して変わる人々の生活も描写している作品だ。リウが「音符の数が比較的少ないので、そのひとつひとつに気を配り、個々の音符で物語を語らなければならないのです」と語るように、この作品はピアニストの表現力を引き出すことで知られている。また、チャイコフスキーが1868年に作曲し、メゾ・ソプラノ歌手デジレー・アルトーに献呈された 「ロマンス ヘ短調」がボーナストラックとして収録されている。
なお、リウは10月に来日をし、指揮者アラン・アルティノグル率いるフランクフルト放送交響楽団の全国ツアーに参加予定。来年3月には、今作『チャイコフスキー:四季』を中心としたプログラムを東京と川崎の2公演で演奏する予定になっている。