相模原市民桜まつり 市民の手で巨大モニュメントが完成 相模原の新たなシンボルに
52回目となる「相模原市民桜まつり」が4月5・6日に開催され、50万人の来場者が春の祭典を楽しんだ。その会場でひと際目を引いたのが、「SGMHR」の文字をかたどった巨大なモニュメント。来場者が想いを込めたメッセージでモニュメントを飾り、「市民の手で相模原の新たなシンボルを作り上げる」という試みだ。
「STARTofSAGAMIHARA〜未来への贈り物〜」と題されたこのイベントは、相模原青年会議所と市内の大学生らが協働で実施した。シビックプライドの向上や地域への愛着醸成を目的に企画されたもので、モニュメントのデザインは学生が手掛けた。
当日は子どもから大人まで約1000人が参加。伐採された桜の廃材を再利用して作られた花びら型のカードに、「これからの相模原への想い」や「なりたい未来の自分」を記入し、願いを込めてモニュメントに飾り付けた。
完成したモニュメントは今後、相模原市役所やアリオ橋本などに設置されるほか、さがみはら環境まつりの会場にも登場する予定。まつりの実行委員長を務めた同JCの八木貴弘理事長は「市民から愛されるまちのシンボルになっていくことを願っている。見かけたらぜひ写真を撮ったりSNSで投稿したりしてほしい」と話している。