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ブランド米をスパークリング日本酒に 有数の米どころに「悲願」の酒造が誕生【北海道・蘭越町】

Sitakke

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北海道内有数の米どころ、後志の蘭越町で、ブランド米の「らんこし米」を使ったあるプロジェクトが始まりました。

グラスに注がれると…無数の泡が飛び出します。

スパークリングワインかと思いきや、実はこれ、日本酒です。

2月27日、北海道蘭越町で発表された新たなプロジェクト。

それは、ブランド米の「らんこし米」を原料にしたスパークリング日本酒の製造です。

炭酸の爽やかさと日本酒ならではの芳じゅんな香りで、女性にも人気が高いスパークリング日本酒。

今回、蘭越町でスパークリング日本酒を手掛けるのは、山梨の銘酒「七賢」などを製造する「山梨銘醸」で10年以上醸造責任者を務め、日本酒の数々の賞に輝いた醸造家の北原亮庫さんです。

北原さんが蘭越町での酒造りに乗り出したのは「米づくりの基盤がしっかりしていて、農家さんの情熱に心を打たれたのが一番の決め手」と話します。

ニセコなど、道内を訪れる海外からの観光客に向け、新たな日本酒の価値を届けたいといいます。

地元「らんこし米」を使った新たな挑戦に、蘭越のマチも期待を寄せています。

金秀行町長は、「今回の酒蔵は町民の悲願だった」と話し、「みんなで協力して、オール蘭越で盛り上げて、すばらしい日本酒を造りあげていきたい」と気合十分です。

北原さんは、有機栽培で作られた「らんこし米」を原料に、2025年秋から醸造を始める予定です。

道産ブランド米を使った新たな銘酒の誕生に、期待が高まります。

現在、道内には、16の酒蔵があって、近年、本州から北海道に酒蔵ごと移ってくるケースが増えています。

2017年に上川大雪酒造が三重県から上川町に。

2020年には三千櫻酒造が岐阜県から東川町に。

2021年には箱館醸蔵が岡山県から七飯町に移るなど、道内での日本酒づくりが盛んになっています。

蘭越町で北原さんは、樽や海底で熟成させるなど、5種類ほどの日本酒の醸造を予定しているということです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年2月27日)の情報に基づきます。

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