野菜ソムリエ直伝!太いアスパラの茹で時間と筋を残さない下処理
ベストは何分?アスパラのゆで時間の目安
太くて立派なアスパラは、見た目が華やかでつい手に取りたくなりますよね。甘みが強くジューシーで魅力たっぷりな反面、茹で時間や下処理など調理の際に気をつけたいポイントがいくつかあります。野菜ソムリエ直伝の太いアスパラのベストな茹で時間で、ワンランク上のおいしさを楽しみましょう。
【決定版】アスパラの茹で時間目安表
アスパラの太さ / 基本(1.5cm以上は太め) / やわらかめ(離乳食など) / 硬め(サラダ・冷凍)
太い(15mm〜) / 2分 / 3分 / 1分40秒
普通(12mm前後) / 1分半 / 2分半 / 1分10秒
細い(8mm前後) / 1分 / 2分 / 40秒
太さや用途に合わせた調整のコツ
アスパラの太さの目安は、15mm以上なら太め、8mm以下なら細めです。普通サイズのアスパラのゆで時間は1分半がベスト。太い場合は+30秒、細い場合は-30秒にするとちょうどよい硬さになります。
やわらかく仕上げたい場合は+30〜40秒にし、離乳食用に調理する際は1分長くすると、口の中でつぶしやすい硬さになりますよ。冷凍用やサラダなど歯ごたえを残したいときは、-20秒がおすすめです。カットしてから茹でるときは、基本より10秒ほど短くしてください。
ゆでる前に!アスパラガスの下ごしらえ方法
アスパラガスをやわらかくおいしくゆでるには、事前の下ごしらえがとても重要です。コツさえつかめば誰でも簡単にできるので、ぜひ実践してみてくださいね。
下ごしらえのポイント
アスパラガスについている「はかま」は付いていても問題はありませんが、取ることで苦味を感じにくくなります。
手順
1. アスパラの根元の硬い部分を切り落とします
※根元から2〜3cmのところを持ち自然とポキッと折れる部分が硬い部分とやわらかい部分の境界線です
2. ピーラーで根元近くの皮を薄く剥きます
※太いアスパラは、根元から半分〜1/3くらいまでを目安に剥きます
3. はかまをひとつひとつ取り除きます
4. 下ごしらえが完了です
【鍋】アスパラガスの基本のゆで方
まずは、基本となる鍋でのゆで方です。水に加える塩の量を参考にしてみてくださいね。
用意するもの
・アスパラガス……1束(5本ほど)
・水……1L
・塩……10g(水の1%)
・鍋(1Lの水を入れても余裕ができるほどのサイズ)
ポイント
湯の量はアスパラガスが完全に浸るぐらいが目安です。太さや量によって調整してみてください。ゆでる際に塩を入れることで色よく仕上がります。
ゆで方
アスパラの下ごしらえを済ませておき、鍋に水を入れて沸騰させます。沸騰したら塩を加え、アスパラの根元部分を先に入れて30秒ほど湯に入れてゆでます。太いアスパラの場合も硬い根元部分を先に湯に浸し、30秒〜1分ほどしてから全体を沈めるようにすると、均一に火が通りますよ。
全体を鍋に入れ、1分ほどゆでたら鍋から取り出してください。アスパラは余熱でじんわり火が通ります。そのため、太いアスパラでも少し早めに引き上げるくらいがちょうどよく、シャキッとした食感と甘みを楽しめます。
【フライパン】アスパラガスのゆで方
フライパンを使うほうが、鍋でゆでるよりも少ない水の量で済みます。節水になるので、フライパンでゆでる方法も覚えておきたいですね。
用意するもの
・アスパラガス……1束(5本ほど)
・水……500cc
・塩……5g(水の1%)
・フライパン(切っていないアスパラを並べられるほどのサイズ)
ポイント
アスパラガスを丸ごとゆでる際は、火の通りを均一にするのがポイント。均一に火が通ったアスパラガスは食感がよくなります。硬めの根元を先にゆで、穂先はあとからゆでるようにしましょう。
ゆで方
アスパラガスの下ごしらえを済ませておき、フライパンに水を入れて沸騰させます。沸騰したら塩を加え、アスパラガスの根元部分を先に入れて30秒ほどゆでます。
アスパラ全体をフライパンに入れ、1分ほどゆでたら取り出してください。フライパンは広く浅いためアスパラを並べやすく、全体に均一に火が通りやすいのがメリット。アスパラは余熱でじんわり火が通るため、太いアスパラでも少し早めに引き上げるくらいでOKです。
【電子レンジ】アスパラガスの加熱方法
鍋もフライパンすらも面倒!という方には、電子レンジでの調理をおすすめします。洗い物も最小限で済み、忙しい方にぴったりです。レンジの場合、蒸し状態にすることで火が通りやすくなるため、ゆでるときよりも時短できますよ。
用意するもの
・アスパラガス……1束(5本ほど)
・耐熱皿(切っていないアスパラガスがのせられるサイズ)
・ラップ
ポイント
アスパラガスにラップをかける際はぴっちり伸ばすのではなく、ふんわりかけるようにしましょう。ぴっちり覆ってしまうと、食品からでる蒸気によりラップが裂けたり、食材が破裂したりすることがあります。
加熱方法
アスパラガスの下ごしらえを済ませ、アスパラガスを水に通して濡らし、耐熱皿に並べてラップをかけます。
電子レンジ600Wで40秒加熱します。取り出して竹串を刺し、まだ硬いようだったら、10秒ずつ追加して加熱しましょう。
太いアスパラの場合は、10〜20秒ほど長めに調整するのがポイント。まだ硬い場合は様子を見ながら10秒ずつ追加して加熱すると、加熱しすぎを防げます。
太いアスパラはベストな茹で時間で甘くなる!
アスパラを茹でるときは、シャキッとした食感を残しつつ甘みを引き出すのが大切です。特に太いアスパラは硬かったり、茹ですぎてしまったりと失敗しがち。
茹で時間は太さに応じて調整するようにし、根元を先に入れて火の通りを均一にするのがコツ。アスパラは火が通りやすく、余熱でも火が入るので、茹ですぎに注意しましょう。ぜひお好みの茹で加減を見つけて、アスパラの甘やジューシーさを楽しんでくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)