【和歌山市】「六文銭」のこだわり過ぎる“本場のやきとん”が激旨だった件 ~マエオカテツヤの和歌山ディープ遺産⑩~
和歌山市生まれの漫画家・マエオカテツヤ氏が、和歌山県内で出逢った味わい深い人や忘れられないスポットを紹介する「マエオカテツヤの和歌山ディープ遺産」。第10回は、やきとんの専門店「六文銭」で、その旨さに魅了されたお話。
「やきとん」との未知なる遭遇
埼玉県民に「やきとり」は?と問うと、豚肉の串を思うらしい…そんな話を聞いた。関東では豚の串は珍しくなく、「やきとん」として専門店も多いらしい。言われてみれば串カツは好きでよく食べるが、タレで焼く豚の串はあまり食べたことがない。そんな矢先、友人から「こだわり過ぎる“やきとん”の店があるよ」と教えてくれたので行ってみることにした。和歌山市北新金屋丁(鈴丸の北側)にある、やきとんの専門店「六文銭」である。
のれんをくぐると、威勢のよい声がとんでくる。坊主頭の元気な大将がカウンター越しにお出迎え。見れば、大将のワンオペ経営だ。早速、大将のこだわりを聞く。
大将が仕事で和歌山に初めてきた際、関東では探さずともある「やきとん」のお店が見当たらなかった。仕方がないので、焼鳥なんかで事を済ませていたが、どうしても食べたくなり、本場の味を思い出しながら試行錯誤の末、納得のいく味にたどり着いたという。
ならばと、「自慢のやきとんを適当に焼いて」と頼んだ。じっくり焼ける豚の肉は、なんとも香ばしい煙をあげて、待つ者の食欲をかきたてる。豚と言っても、さまざまな部位の串があり、それぞれにこんがり焼けてくる。仕上げはバーナーまで取り出し、表面に炙り焦げを少しつけて完成。
さぁ食えと言わんばかりに大将が皿を出した。
着皿が早いか届くやいなや、いざ実食。「おお、ジューシー」…豚の甘い脂が口のなかで溢れかえる。絶妙な焼きだ。肉自体は柔らかく、臭みもない。やきとんってこんなんやったんかと2本目へ。…。
カシラにハラミにレバーまで、一気に平らげていく。
「レバカツ」のおいしさに拍手喝采
そんな僕の食べっぷりを見ていた大将が、それならこれも…と出してくれた「レバカツ串」。新鮮なレバーに衣をつけて揚げた贅沢な一品。
レバー好きの僕にはたまらない。一口食べて、二口目に行こうとすると…「美味(おい)だれも試してください」と大将。
ニンニクが効いたドロ~リとしたオリジナルの「美味だれ」で味変。さらに、うまっ!
あれよあれよと、やきとんを何本食べただろうか。そんな満足げな僕の顔を見て、「今度はしょうが風味の中華そばを食べに来てください」と、これまた気になる一言をいただいたのだった。
※ラーメンは2026年5月中旬までの期間限定
いやはや、所変われば食変わる…食の文化とは奥が深いものだ。
名称
やきとん&やきとり 六文銭
所在地
和歌山県和歌山市北新金屋丁28
電話番号
090-5866-6882
営業時間
18:00~23:00
定休日
月・火・水曜
web
https://x.com/of8i9h7s1km7sid
★取材協力/紀州人(YouTube 紀州人チャンネル)
★前シリーズ「マエオカテツヤの旅々お邪魔します」の記事一覧はこちら
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