犬が耳を動かしているときの心理6つ 感情が表れる仕草から愛犬の気持ちを読み取ろう
犬が耳を動かしているときの心理
1.嬉しい・リラックスしている
あなたの犬は撫でられているときや大好きな人に会ったときなど、耳が後ろに倒れていることはありませんか?
犬は嬉しいときやリラックスしているときに耳が後ろに倒れます。表情が穏やかになって目を細めることもあります。耳と耳の間が広くなり、頭が撫でやすくなります。
柴犬のような立ち耳の犬はペタっとしたヒコーキ耳と呼ばれる形になります。とてもかわいらしいですね。
2.緊張している
犬は緊張しているときにも耳を後ろに倒すことがあります。嬉しいときと動きが同じなので区別がつきにくいです。
慎重な性格の犬の場合、初対面で犬好きの人に会うと『この人良い人そうだけど大丈夫かな?』と嬉しさと不安が入り混じった感情になるでしょう。そんなときに犬の耳は倒れています。
そこから緊張が恐怖に変わると犬の耳は頭にくっついてしまいます。他にも犬は緊張しているときに目を見開く、姿勢が低くなる、尻尾を巻く、前足を上げるなどの仕草を見せます。
3.興味がある
興味をそそられる音がした、これから面白いことが起こりそうなときなど、何かに興味が向いているとき犬の耳はピンと立ちます。
『おやつ』『散歩』といった好きなワードを聞いたとき、大好きな人の声や足音が聞こえたときなどに見られます。
レトリーバーのような垂れ耳の犬種はわかりづらいですが、顔の横に垂れていた耳が正面に向かうといった変化は見られます。短毛で顔にしわが多い犬種なら動きがわかると思います。
4.情報を集めたい
犬は話しかけられているときでなくても、飼い主が口にしている何気ない会話を聞いています。そんなとき犬の耳は少し前に倒れ、更に耳を根元から左右に動かすこともあります。
犬は飼い主の出勤準備や家事など、いつものあまり興味のない会話や音も聞いて情報を集めています。興味があるものを聞いているときと同じ動きです。
犬は人間の言葉を完全に理解することはできませんが、長期間人間と過ごすとよく聞く単語はわかるようになります。
家でリラックスしているとき、愛犬を見ると耳が少し動いていたなんてことはありませんか?何年か経つと犬はあなたの想像以上に賢くなっているかもしれません。
5.警戒している
犬は警戒しているとき、耳が前に大きく倒れます。他の犬に会ったときに耳が前に倒れ、背中の毛が逆立つ、鼻にしわを寄せるなどしていたら相手を攻撃する可能性があります。
ドッグランでノーリードにしているときにこのような仕草が見られたら、咬傷事故が起きるかもしれないのですぐに愛犬を他の犬から遠ざけてください。
6.不満がある
犬は不満があるとき耳を横に倒します。緊張や警戒ほどではありませんが、マイナスの感情を表します。
ブラッシングやシャンプーなどが嫌いな犬は、我慢している間耳が横に倒れているのではないでしょうか?他にもおやつを我慢させられている
まとめ
犬は耳の筋肉である耳介筋が発達しているので、人間よりも耳の動きが豊かです。しかし同じ動きでも良い意味とも悪い意味とも読み取れることがあります。
またわずかな耳の倒れ具合で意味が違うこともあり、人間と違ってわかりづらいです。犬の感情を読み取るには体全体の動きを見る必要があります。
言葉を話せませんが、犬は古くから人間と共に暮らしてきた動物です。気持ちをわかってあげられるよう、愛犬とのふれあいを欠かさないでください。