【鎌倉 ショップレポ】shironeko - 猫の隠れ家みたいな、鎌倉・坂ノ下の小さな雑貨屋さん
江ノ島電鉄・長谷駅から歩いて4分。
にぎやかな駅前を抜け、御霊神社へと向かう細い道を歩いていくと、ふっと空気が静かになる瞬間があります。
隠れ家のような雑貨屋さん
観光地のざわめきがゆっくりと遠のき、落ち着いた坂の下エリアに、小さな雑貨屋『shironeko(しろねこ)』はひっそりと佇んでいました。
初めて見たとき、「あ、猫が隠れて暮らしていそう…」と思ってしまうような、控えめでかわいらしいお店。
御霊神社のすぐ近くというロケーションも相まって、まるで鎌倉の静けさに寄り添うような存在感でした。
ドアを開けて「ちょっとお邪魔します」と入ってみると、まず驚くのが靴を脱いで上がるスタイルだということ。
雑貨屋でこの形式は珍しく、思わず「実家みたい!」と心の中で思ってしまう安心感。
畳のスペースもあって、ほっと息がゆるむような、優しい空気が流れています。
合わせて20年ほど、鎌倉で愛され続けてきた雑貨屋さん。
お店の方によれば、shironekoはもともと長谷駅の近くで10年ほど営業し、その後この坂ノ下の場所に移転して、さらに10年ほど経ったそうです。
ある力餅家のすぐ目の前なので、お散歩ルートにさりげなく存在しているのに、しっかりと地元に根付いたお店なんだなあと感じました。
徒歩圏内には極楽寺駅もあり、江ノ電沿線らしい“日常と非日常の間”のような空気感。
駅前は観光客で賑やかですが、shironekoの周辺は驚くほど静かで、まるで時間がゆっくり流れていくようです。
猫の雑貨がいっぱい
店内には、名前の通り猫モチーフの雑貨がいっぱい。
だけど「猫しかない」というわけではなく、猫以外の作家さんの作品もたくさん並んでいます。
どれも個性があって、ふらっと入った瞬間からどこか懐かしさを感じるラインナップ。
古民家の空気と、作家ものの雑貨が絶妙に馴染んでいる空間でした。
今江未央さんの九谷焼
中でも目に留まったのが、金沢在住の作家・今江未央さんの九谷焼。
柔らかい色合いと可愛らしい絵柄が特徴で、お皿やマグカップなど、手に取るだけで気持ちが和むような作品ばかり。
なんと1月10日から個展も予定されているそうで、タイミングが合えば行ってみたいと思いました。
和紅茶
お店の名前と同じの「shironeko」和紅茶も販売されていて、パッケージもかわいくて癒やされます。
お土産にもぴったり。
紅茶好きとしては、こういうオリジナル商品が置いてあるのはとても嬉しいポイントです。
手ぬぐい
さらに、手ぬぐいもしっかり置いてありました。
猫柄のものから、日常使いしやすい柄まであり、作家さんの感性が伝わってくるものばかり。
鎌倉の空気感と相性の良い、落ち着いた色味の手ぬぐいもあったので、つい手に取ってじっくり眺めてしまいました。
店内をゆっくり見ていると、外の空気とはまた違う静けさに包まれて、つい長居してしまう魅力があります。
築100年の古民家
古民家ならではの温度、作家さんの温かさ、そして猫モチーフのやさしさが混ざり合って、まるで“おばあちゃんの家に来て宝物箱を開けている”ような気持ちに。
鎌倉散歩で、ほんの少しだけ休憩したいとき。
喧騒から離れて、静かに雑貨を楽しみたいとき。
そしてもちろん、猫好きさんには絶対来てほしいです。
おしゃれで静かな、古民家の小さな雑貨屋『shironeko』。
力餅家で甘いものを買った帰りにでも、ぜひ立ち寄ってみてください。
きっと、心がふっと軽くなる時間が待っています。
shironeko
営業時間
11:00〜18:00(17時までにご入店ください)
定休日
不定休
ホームページでご確認ください。
電話番号
0467-23-8898
アクセス
江ノ電 長谷駅 徒歩4分
住所:〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下17-13
駐車場:なし