慢性腎臓病の重症度別治療法|GFRステージに合わせた対策で透析を回避する方法
慢性腎臓病になっても生活習慣や治療でケアできる!慢性腎臓病は進行を止めるのが最重要
重症度に合わせた治療方法
かつては慢性腎臓病は「不治の病」や「死に至る病」とされていましたが、現在では研究が進み、症状を改善したり進行を抑えたりできることがわかってきました。腎機能低下がまだ始まったばかりなら、食事や運動による対処で改善が見込めます。
それ以上に腎臓が悪くなった場合、腎機能はもとの状態にはもう戻りませんが、病気の進行を遅らせたり食い止めたりすることで、普段どおり生活していくことはできます。慢性腎臓病になっても、けっして悲観することはないのです。実際にどのように慢性腎臓病に対処をしていくのか、目安となるのが慢性腎臓病の重症度分けです。
この重症度は、下の表のように、GFRによるステージ分けと尿たんぱく(糖尿病の人はアルブミン)を合わせた評価で分類されます。表内の「軽度」までなら食事や運動など生活習慣の改善で回復が見込めますが、「中等度」になると腎不全の危険があり、専門医による判断と治療が必要になります。
「高度」の箇所は腎臓の機能が著しく低下していて、透析療法も視野に入ります。いずれにしても現在では死に至るケースは減り、透析療法の開始時期を遅らせる方法もわかってきました。とにかく、病気はできるだけ早く発見して対処することが大事です。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』著/上月正博