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血管が老化する2大要因が高血圧とドロドロ血液である理由とは?【図解 血管・血液の話】

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血管が老化する2大要因が高血圧とドロドロ血液である理由とは?【図解 血管・血液の話】

血管が老化する2大要因は高血圧とドロドロ血液【図解 血管・血液の話】

老けた血管は古くなったホース

「血管年齢」という言葉があるように、血管も老化します。では、若々しい血管と老けた血管とでは、何が違うのでしょうか。簡単にいうと、血管を流れる血液の勢いが違います。

心臓から送り出された血液はわずか1分ほどで体内を巡って心臓に戻ってきます。この勢いを保つには心臓だけでなく、動脈の中にある平滑筋(へいかつきん)という筋肉の力が必要。この平滑筋がポンプのような役割を果たし、血液を勢いよく送り出しています。つまり若々しい血管とは、この平滑筋がしなやかで力強く動いている血管のこと。一方、老けた血管は平滑筋が衰えて硬くなり、ポンプ機能が正常に働きません。その結果、血流が悪くなり、十分な酸素や栄養素を全身に届けるのが困難に。老けた血管を古いホースに例えるとわかりやすいでしょう。蛇口から勢いよく水が流れてくると、劣化して弾力がないホースは水圧によってひび割れたり、詰まったりしてしまいます。恐ろしいことに血管にも同じことが起こり得るのです。

一体、何が原因で古いホースのように血管が劣化するのでしょうか。それには2つの大きな要因があります。1つは「高血圧」。血圧が高いと、心臓が鼓動するたびに血管の内側に強い力が加わりダメージを受けます。もう1つは「ドロドロの
血液」。血液が流れにくいため押し出す力が余計に必要となり、平滑筋が疲弊してしまいます。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』

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