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子犬を迎えたときに惑わされがちな『ウソ情報』2つ

わんちゃんホンポ

1.「ほとんどお散歩は必要ありません。」

私も言われました。「超小型犬なので、お散歩はたまにでいいです。週に1回くらい、近所を散歩するくらいで十分です。」これは、ウソ情報です。確かに、あまりお散歩を好まない犬もいます。お散歩は好きだけど、短時間で帰ろうとする犬もいます。

自分で歩くのは面倒だけど、飼い主さんに抱っこされてお散歩するのは大好きだ、という犬もいます。だからといって、超小型犬だからお散歩をさせる必要はないだとか、運動量が少なくて良い犬種だからお散歩はたまにで良いだとか、実はそんなことはないのです。

小さなカラダでも活動的に過ごしたい!

超小型犬や愛玩犬の中にも、狩猟犬としての本能が備わっており、活発に走り回ることが好きな犬種もいますし、ドッグランで猛ダッシュすることを楽しみにしている犬もいます。

もし、その犬が「ほとんどお散歩は必要ありません。」と表現するのであれば、そのようにしてあげると良いと思います。本当に心からお散歩が苦手だ、嫌いだ、という犬もいます。

信じてしまうと、どうなる?

しかし、ペットショップなどで「ほとんどお散歩は必要ありません。」と言われても、決して鵜呑みにしないでください。運動不足によって、ストレスや肥満や病気の原因を作ってしまうことになりかねません。噛みつくなどの問題行動のキッカケにもなります。

2.「狂犬病予防はしなくてOKです。ワクチンも毎年じゃなくてOKです。」

初めて子犬を迎えるとき、ペットショップのスタッフから、実際にこのようなことを言われたことのある飼い主さんがいらっしゃるようです。この言葉は正しいのでしょうか?

狂犬病予防注射は、猶予される場合もあります。

「狂犬病予防注射は必要ない」や「混合ワクチンは毎年じゃなくても良い」場合は体調不良やアナフィラキシーを起こしてしまった場合、抗体検査を行い十分な抗体価を持っている場合です。

例えば、愛犬が老犬になったときです。寝たきりになり、要介護の愛犬に対して、“狂犬病予防注射はもう必要ありません”という診断を頂き、【狂犬病予防注射実施猶予証明書】を発行していただきました。

この「狂犬病予防注射実施猶予証明書」が重要で、役所に提出し、獣医師の診断によって、狂犬病予防注射が猶予されたことを伝える必要があります。また、猶予証明書の有効期限は1年間です。毎年、かかりつけの獣医さんに発行してもらい、提出しなければなりません。

混合ワクチンの接種は義務ではなく任意です。

混合ワクチンの場合も同じです。寝たきりになり、お散歩に行くこともなく、他の犬と接触することもなく、同居する犬もいないのであれば、獣医さんによって、“混合ワクチンの接種はもう必要ありません”と診断される場合があります。

また、持病やアレルギーや副作用によって、獣医さんの診断のもと、猶予される場合もあります。そもそも、混合ワクチンは任意ワクチンですので、飼い主さんの判断によって接種するものです。狂犬病は接種の義務がありますので、接種しない場合は獣医師が判断し猶予願を提出しなければなりません。

混合ワクチンは義務ではありませんので、飼い主の判断になります。

混合ワクチンの抗体価を測定し、その結果十分な抗体価があれば摂取しなくてもよいという考えもあります。しかし簡易キットで確認する場合は、「パルボ」「ジステンパー」「アデノ」の抗体価しかわかりません。ほかのワクチンについては抗体価の低下が早く1年維持できないものもありますので、毎年接種する必要が出てきます。

獣医師としっかり話し合い、専門家の指示を仰ぐのが賢明です。

まとめ

ほとんどの人が騙されてしまう、子犬を迎えたときに惑わされがちな『ウソ情報』には、

✔「ほとんどお散歩は必要ありません。」
✔「狂犬病予防はしなくてOKです。ワクチンも毎年じゃなくてOKです。」

こんな驚きのウソ情報があるんです。もし、このようなことを言われることがあれば、必ず理由を聞いてください。かかりつけの動物病院の獣医師に正しい判断をしてもらいましょう。


(獣医師監修:平松育子)

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