『デッドプール&ウルヴァリン』ラストの展開、ライアン・レイノルズの妻ブレイク・ライヴリーの提案で変更されていた
(MCU)映画『&ウルヴァリン』(2024)。世界中の観客に笑いと興奮、そして感動をもたらした本作だが、クライマックスの展開が再撮影で調整されていたことがわかった。しかも、主演ライアン・レイノルズの妻ブレイク・ライヴリーの提案によって……。
この記事には、映画『デッドプール&ウルヴァリン』のネタバレが含まれています。
(c) MARVEL 2024ブレイク・ライヴリーの名アドバイスとは
『デッドプール&ウルヴァリン』の終盤では、TVAエージェントのミスター・パラドックスが「タイムリッパー」を起動し、タイムラインごと破壊しようと画策する。“虚無”の世界にいるカサンドラ・ノヴァも、これに乗じてあらゆる時間軸を破壊しようと企んでいたが、デッドプール&ウルヴァリンが自らを犠牲にしたことで装置は破壊された。
装置の爆発直後、デッドプール&ウルヴァリンがいたはずの空間には影ひとつなくなっていた。ミスター・パラドックスはこれを目撃し、タイムリッパーはカサンドラの企みであり、自分も被害者だと主張。デッドプールとウルヴァリンが命を顧みずに装置を止めた、彼らこそがヒーローだ……と訴えたとたん、2人はあっさりと復活する。
英は、『デッドプール&ウルヴァリン』のコメンタリーより、ミスター・パラドックスが周囲に語りかけるスピーチは再撮影で追加されたものだったというライアン・レイノルズのコメントを紹介している。「この映画の再撮影はわずか1日半でした。とても誇りに思っています。この手の映画は数週間の再撮影が普通だから」。
この再撮影がブレイク・ライヴリーの提案を受けたものだったと明かすのは、監督のショーン・レヴィだ。いわく、当初のバージョンは「サスペンスのないものだった。爆発が起こったら、ヒーローたちはそのまま生き延びていた」というのである。
「ブレイク・ライヴリーが僕たちに言ったのは、“彼らが死んでしまったかもしれないという恐怖を味わいたい。生存の勝利が、より感動的で本能的なものになるように、私もサスペンスのなかに入りたい”ということ。ブレイクのコメントが、映画のこの部分に関する新たな考え方をもたらしてくれました。だから再撮影をやったんです。」
本作にはレディ・デッドプール役の声優としてカメオ出演しているライヴリーだが、舞台裏でも思わぬ貢献を果たしていたのだ。ちなみにレヴィ監督は、再撮影の結果には「とても満足している」という。
映画『デッドプール&ウルヴァリン』はで配信中。なお、舞台裏に迫ったドキュメンタリー『アッセンブル:デッドプール&ウルヴァリンの裏側』も配信されている。
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