「思想警察みたいなことが正義?」政治とカネ追求本格化で国会どうなる
11月10日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~8時00分)が放送され、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と「政治とカネ」の問題について意見を交わした。
さらされちゃうことになります
寺島アナ「週明けの国会は、高市政権初の衆議院予算委員会の基本的質疑が再開され、立憲民主党など野党が「政治とカネ」の問題をめぐる追及を本格化させる見通しです。野党は、企業・団体献金の受け皿の規制強化を足並みをそろえて高市総理に迫る構えです。国会で野党が政治とカネの問題をめぐる追及を本格化させる見通しと、これは上念さん、どうご覧になりますか?」
上念「やったらいいと思うんですけど、連合からお金をいただいている他の政党の方、ねえ、いらっしゃいますし」
寺島「ええ」
上念「政党助成金は受け取らないと言いつつも、政務調査費はしっかり受け取って、系列の印刷会社に流している政党もあったりとか、いろんなご事情を抱えていらっしゃると言う事ですよね。今回、裏金と言っているものも要は不記載問題で、記載を透明化しろって話ですよね。あと、政治信条の自由っていうのがあって、私が何党を支持しているっていうのは、どんな宗教を信じているっていうのと同じぐらい秘密にしたいわけですよ。それを、1円の寄付から全部明らかにしろって言ったら、寄付することによって私の政治信条、プライバシーは、憲法上認められた権利は認められないのか、みたいな」
寺島「さらされちゃうことになりますからね」
上念「そういう議論もしなきゃいけないのに、規制するのが、ただ単に全部明らかにするのが正義みたいな、そんな思想警察みたいなことが正義っていうのはちょっとどうなんですかと。投票の秘密っていうのもあるしね。投票の秘密を守るのに近いですよ、これは。という議論があんまりなされてないですよね」