飼い主を『信用できていない』犬の特徴5選 愛犬が心を閉ざしてしまうきっかけとは?
️飼い主を信用できていない愛犬の特徴
スキンシップを拒否する
人間だって信用できない相手には近づきたくないし、触られるなんてもっての外ですよね。犬も同じです。
撫でようとして手を伸ばすと警戒するように身を縮める、唸って怒る、どこかに逃げていってしまうなど、露骨にスキンシップを拒否してくるのは飼い主さんを信用していないという意思表示でしょう。
呼んでも反応しない、指示に従わない
愛犬の名前で自分の近くに呼び寄せる「呼び戻し」はしつけの基本です。しかし名前を呼んでも寄って来ない、あるいは寄って来ないどころか反応すらしないなんてことはありませんか?
迎えた直後の場合は自分の名前をまだ認識できていないという可能性もありますが、そうではない場合、愛犬に無視されていると考えた方が良いでしょう。
また「オスワリ」「フセ」などの指示を出しても従わないというのも、愛犬が飼い主さんを信用していない証拠です。
遠くから様子を伺っている
何だか視線を感じて愛犬の方を見てみると、ジーッと見つめられて一挙手一投足を目で追われている…なんていうことがあります。
「飼い主さんが大好きだから見つめちゃう!」という場合ももちろんありますが、遠巻きから様子を伺うように見つめている、こちらの動きにビクッとするなどの場合には「あいつはいつ何をしようとするか信用ならないから見張っていよう」と思われている可能性が高いでしょう。
一緒にいるとストレスサインを見せる
信用できない相手と同じ空間にいることは、愛犬にとってはもはやストレス。近くにいる愛犬に下記のようなストレスサインが見られる場合には、そばにいること自体にストレスを感じられている可能性があります。
✔前足を執拗に舐める
✔首の辺りを掻く
✔あくびをする
✔自分のしっぽを追いかける
休んでいるときも警戒の姿勢をとっている
飼い主さんのことを信用できていない場合、犬は心からリラックスすることができません。そのため休んでいるときも、もし何かあったらすぐに逃げられるよう、警戒態勢をとっています。
お腹を地面につけたいわゆる「フセ」の姿勢をとっている、耳をピンと立てて周囲の音や気配を常に気にかけているなどは、典型的な警戒の姿勢です。
️愛犬が心を閉ざしてしまうきっかけ3選
暴力を振るったり強く叱責する
あってはならないことですが、殴る・蹴るの暴力を加えたり、感情的になって必要以上に強く叱責したりすると、愛犬にとってはそのとき感じた恐怖がトラウマとなり、飼い主さんへの信用を一気になくしてしまいます。
「しつけのつもり」であっても行き過ぎた行為は絶対にNGです。
嫌がることを無理強いする
歯みがきや爪切りなどのケア、お散歩後の足ふきなどを嫌がる子は少なくありません。
これらのケアは暮らしていくうえで避けて通れないことなのですが、イライラしたり焦るあまりに無理強いをしてしまうと「この人は嫌なことをしてくる人だ」と認識されてしまい、信頼関係にヒビが入ってしまいます。
根気強く少しずつ慣らしていくことが大切です。
気分次第で対応を変える
そのときの自分の気分次第で、愛犬への対応を変えていませんか?愛犬が同じイタズラをしても気分が良いときは笑って許し、機嫌が悪いときには厳しく叱るなどコロコロと対応を変えていると、愛犬はその行為の善悪が判断できず混乱してしまいます。
その結果「この人の言うことは聞いていても意味がない、この人は信用できない」と見放されてしまうのです。
️まとめ
信頼関係を築くことは一朝一夕にはいきませんが、信用を失うのは本当に一瞬です。
そして一度失った信用を取り戻すのは、ゼロから信頼関係を築くよりよほど難しいです。
愛犬の信用を失うような行動をとらないよう注意するとともに、もし信用を失ってしまったら改めて根気強く向き合っていくしかありません。