8月は食品衛生月間 「家庭の食事も気を付けて」 食衛協・小森会長に聞く
気温や湿度が高くなるこの時期。気を付けたいのが食中毒。「食中毒」というと、飲食店での食事が原因と思われがちだが、都筑区食品衛生協会(食衛協)の小森秀一会長は「家庭の食事でも発生の危険があるので気を付けて」と注意を促す。
特に注意したいのが鶏肉など生の食肉の過熱不足。家庭ではもちろん、子どもたちが夏休みに入ったこの時期は、バーべキューなど、生の食肉に触れる機会も増える。生肉を切った包丁やまな板、掴んだトングなどで野菜など他の食材に触れることで、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌O157などの細菌がついてしまう恐れがある。生肉以外にも魚にはアニサキスなどが寄生していることもあり、調理の仕方次第で食中毒を起こす可能性があり、注意が必要と呼び掛ける。
モザイクMで啓発イベント
区食衛協は食に携わる事業者が加盟し、会員事業所の注意喚起はもちろん、区民の食品衛生の向上のための活動を行っている。8月1日の「市民食品衛生の日」に合わせ、都筑区では7月31日(水)にモザイクモール港北の正面入口と4階広場で食中毒予防キャンペーンに関するイベントを開催する。午後2時30分から3時30分。会場では和太鼓の演奏(正面入口)や大道芸(4階)が披露される。会場で食中毒予防に関するアンケートに答えると、ヨーヨーやスーパーボールすくいなどに参加できる(正面入口)他、ヤシの実洗剤やうちわ、ウェットティッシュ(4階)などがもらえる。