県高校総体前特集 テニス女子 注目選手紹介③ 【大分県】
大分開催となるテニスの全国高校総体(インターハイ)。地元出場枠が設けられ、団体は2位まで、個人シングルスは4位、同ダブルスは2位までの選手、ペアが出場できる。25日から始まる県高校総体を前に、女子の注目選手を紹介する。
工藤里菜(大分舞鶴3年)
2006年9月6日生まれ 161cm 大東中学校出身、前所属チームはテニスアカデミーラフ大分校
個人シングルスでの実績は申し分ない。中学時代から県内トップ選手として走り続け、高校に入ってからは全国高校総体に2年連続出場し、全国高校選抜、国体はそれぞれ一度経験している。駆け引きがたくみで、早いタイミングで球を打ち込み、相手のタイミングを外すことができる。「パワーより技術で勝負したい」と自分の特徴を心得ており、県高校総体では個人シングルスだけでなく、団体でも全国高校総体の出場を目指す。
気になる選手
全選手
1試合1試合、自分のプレーに集中するだけ。県高校総体では個人戦も大事だが、団体戦で勝ちたい気持ちが強い。インターハイの出場枠が二つあるのでチャンスは広がった。みんなで力を合わせて勝ち取りたい。
後藤彩心(大分舞鶴3年)
2006年4月29日生まれ 154cm 大東中学校出身、前所属チームはウェボテニススクール
負傷した左手首は万全ではないが、地元開催となる全国高校総体に向けて、チームの士気を高めるキャプテン。これまで団体戦で何度も九州大会は出場したが、全国の舞台は未体験だ。「今年はメンバーがそろい、インターハイを狙える」と団体戦の勝利を強く望む。強烈なフォアハンドを武器に試合を組み立て、緩急を自在に操る。「対戦相手によって配球を考え、試合の流れをつくりたい」と意気込みを語った。
気になる選手
深田麻友(杵築3年)
小学校の頃からよく対戦していて、お互いの手の内を知り尽くしている。対戦するのは楽しみだし、勝ちたい思いは強い。ハードヒッターなので相手のペースにのまれないように、自分が主導権を握ってゲームメイクしたい。
松村歩輝(福徳学院3年)
2007年3月14日生まれ 167cm 滝尾中学校出身、前所属チームはテニスアカデミーラフ大分校
2年時には九州ジュニア選手権でベスト4に入り、16歳以下の全日本ジュニア選手権に出場した。ただ、その後は調子を落とし、思うような結果を残せていない。「無駄なことを考えずプレーに集中するだけ。悔いは残したくない」と県高校総体での復調を目指す。長身から繰り出すネットプレーを生かすためにロブを組み込むなど、戦い方は整理されている。あとは「ここぞというときに思い切りラケットを振れるかが大事になる」
気になる選手
福徳学院の同級生
3年間、楽しいことも苦しいことも経験した仲間。部内選考でメンバー入り勝ち取るためにも、県総体で結果を出すしかない。対戦したときは勝負に徹したい。ずっと近くで見てきたのでお互いプレースタイルも分かっている。
(柚野真也)