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セイコーグループの第1四半期決算はすべての事業が増収増益で通期決算を上方修正

セブツー

セイコーグループは8月13日、2025年3月期の第1四半期決算(4〜6月期)を発表した。売上高は740億4000万円(前年同期比17.6%増)、営業利益は51億400万円(同80.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億9200万円(同44.8%増)と大幅な増収増益だった。

2026年に創業145年を迎えるセイコーグループは、2022年から5カ年での中期経営計画に基づき、さまざまな成長戦略を展開している。7月には銀座4丁目交差点に構える「和光」本店の地階1階をリニューアルオープンし、ジャパン・ラグジュアリーの魅力を世界に発信していくプロジェクト「THE GIFT OF TIME(時と生きる)」も始動を開始している。

また、セイコーグループの最高峰ブランドである「グランドセイコー(Grand Seiko)」は、東京・銀座に「グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り」、中央通り沿いの7丁目にある「グランドセイコーブティック 銀座」、和光の中にある「グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座」の3店舗を展開しており、グローバル化とラグジュアリー化を力強く推し進めている。

セイコーグループの第1四半期は、こうした戦略が奏功しており、展開するすべての事業で増収増益を達成している。売上高構成比の67%を占めるエモーショナルバリューソリューション事業(以下、EVS事業)は、「グランドセイコー」などの時計や銀座の「和光」などを展開しており、高級品市場が活況でインバウンドの後押しもあり、国内での時計の売り上げが大きく伸びた。特に、「グランドセイコー」や「セイコープロスペックス(Seiko Prospex)」といったグローバルブランドが好調だった。EVS事業の売上高は499億円(前年同期比18.1%増)、営業利益は58億円(同66.8%増)だった。

精密部品やセンサーなどを手掛けるデバイスソリューション事業は、半導体製造装置向けの高機能金属などを中心に売り上げが増加し、売上高は150億円(前年同期比8.1%増)、営業利益は5億円(229.6%増)だった。情報ネットワークシステムやデータサービスなどを手掛けるシステムソリューション事業は、前年度に実施したM&Aによる収益貢献もあり、売上高は114億円(同22.9%増)、営業利益は11億円(同7.8%増)だった。

セイコーグループは同日、EVS事業が前年同期から大幅な増収増益となったことから、2025年3月期通期の連結業績予想の修正を発表している。売上高は3060億円(修正前は3000億円、前年比10.5%増)、営業利益は180億円(同170億円、22.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は115億円(同110億円、同14.4%増)に修正した。

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