【西日本初】シャチに会える水族館「神戸須磨シーワールド」に行ってきた(編集部レポ)
「須磨海浜公園」内に2024年6月1日(土)オープンする「神戸須磨シーワールド」(兵庫県神戸市須磨区若宮町)。500種以上、17000点の生きものを展示します。
●神戸須磨シーワールドの見どころは?
●生きものはもちろん、レストランやショップも気になる
という人必見! 館内の様子や見どころを一挙に紹介します。
ついにオープン!スマスイから神戸須磨シーワールドへ
“スマスイ”の愛称で長年親しまれてきた「神戸市立須磨海浜水族園」が2023年5月31日、惜しまれつつ営業を終了。
その跡地に誕生する新しい水族館が「神戸須磨シーワールド」です。約1年の時を経て、2024年6月1日(土)、いよいよグランドオープンです!
学び×エンタメのエデュテインメント水族館
コンセプトは“「つながる」エデュテインメント水族館”。「学ぶ(教育)」と「遊ぶ(エンターテインメント)」を掛け合わせた造語で、大人も子どもも楽しみながら学べる、ワクワクする仕掛けが詰まった施設になっています。
編集部が潜入!3棟の見どころをたっぷり紹介
今回、編集部がオープン直前の水族館に潜入! 「オルカスタディアム」、「ドルフィンスタディアム」、「アクアライブ」の3棟からなる「神戸須磨シーワールド」の見どころを一挙に紹介します。
(1)西日本初!シャチに会える「オルカスタディアム」
まずは大注目! 西日本で唯一、シャチが見られる「オルカスタディアム」へ。
エントランスを入って左側、パフォーマンスエリアやレストランが2フロアに集約されています。
大迫力のパフォーマンスは必見
2階にある「スタディアム」では、シャチのパフォーマンスを見ることができます。
スタディアムに入ってまず目を見張るのがシャチの大きさ! 海の王者といわれるシャチの迫力を、間近に感じることができます。
飛んだり跳ねたりすると想像以上の水しぶきがあがるので、前線で見る場合はカッパがあると安心です。
パフォーマンスで特に注目していただきたいのが、シャチの愛らしい姿! 客席に向かって手を振ったり、トレーナーさんと触れ合ったり、無邪気な姿に癒されます。
シャチの賢さとスケールを体感できるパフォーマンスは必見です。
スタディアムの裏側にはテイクアウトフードを販売する売店があり、キュートな「シャチソフトクリーム」やドリンク(アルコール・ノンアルコール)、軽食などが楽しめます。
気分は水中!シャチを見ながら食事ができるレストラン
1階には、シャチの姿を見ながら食事ができるブッフェレストラン「ブルーオーシャン オルカスタディアム」があります。横幅21m×高さ2.7mのアクリル越しに見るシャチの姿は圧巻! 映像かと錯覚するほど幻想的な光景で、つい夢中で見入ってしまいます。
かわいらしい「Kids おにぎり」や「Kids ハリセンボンのカスタード饅頭」などもあり、お子さんも楽しく食事が楽しめますね。
■営業時間:11:00~17:00 ※季節により変更あり
■料金:大人4000円/小人2000円/幼児1200円
※予約不可
シャチの生態が学べるラボやホールも
シャチの骨格標本を展示する「オルカラボ」や、大画面ディスプレイでシャチの映像を投影する「オルカホール」も1階にあり、シャチに関する知識を深めることができます。
シャチグッズをお土産に
同水族館のメイン売店となるミュージアムショップ「ブルーフラッグ オルカスタディアム」も1階にスタンバイ。可愛らしいシャチグッズがお土産におすすめ! 売店前では外れくじのない「オルカくじ」を楽しんで。シャチのぬいぐるみが当たるかも!?
(2)パフォーマンスに体験も「ドルフィンスタディアム」
続いて、エントランスを入って右側にある「ドルフィンスタディアム」へ。
パフォーマンスエリアやフードコート、ショップが2フロアに集約されています。
息のあったパフォーマンスに感動
イルカの華麗なパフォーマンスが楽しめる「スタディアム」(2階)がメインエリア。
イルカたちのスピーディーな動きや息がぴったりあったパフォーマンス、トレーナーさんとの楽しそうな触れ合いに感動! 独特な鳴き声にも癒されます。
シャチのスタディアム同様、座席の中間部には「RESERVED SEAT」(詳細未定)が設けられています。
イルカと間近に触れ合える体験も(有料)
2階「スタディアム」の一角にある「ドルフィンビーチ」では、イルカとの触れ合い体験を通してイルカの生態を知ることができるプログラム「ドルフィンコミュニケーション」を実施。
イルカトレーナーによる解説を聞きながら触れ合ったり、記念撮影が楽しめます。
■料金:1名2000円(体験時間:約20分)
1階にはイルカの水槽とフードコート&ショップ
水中のイルカを観察することができる「ドルフィンホール」は、青々としていて幻想的な雰囲気。横幅12mのワイドな水槽の中を優雅に泳ぐイルカの姿が見られます。
同じフロアにあるフードコート「ワーフ ドルフィンスタディアム」では、「神戸ビーフカレーと彩り野菜」や「瀬戸内しらすと明石の焼きあなご丼(味噌汁付)」など、丼ぶりやカレー、ピザといった気軽に楽しめる地産地消メニューが揃います。
フードコートの横にはスーベニアショップ「ワーフ ドルフィンスタディアム」があり、イルカのほか、海の生きものをテーマにしたオリジナルグッズに出会えます。
(3)多様な生きものたちを観察「アクアライブ」
続いて、「ドルフィンスタディアム」から更に奥に進んだところにある「アクアライブ」へ。
「水の一生」をテーマに、4フロアで構成されていて、瀬戸内海の原風景を再現した展示や、多彩な生きものたちの豊かな行動を観察することができます。
2~3階の見どころは、絶滅が危惧される魚や鳴門の渦潮を再現した水槽、屋内では珍しい大規模なアマモ水槽など。神秘性と浮遊感に癒される「クラゲライフ」(2階)もおすすめのコーナーです。
アシカ・アザラシ・ペンギン・ウミガメを展示する「ロッキーライフ」(3~4階)では、各生きものの生息環境を再現。陸上の姿や水中での動きなど、豊かな行動を観察できます。
無料エリア「スマコレクション」
「アクアライブ」の1階ゲート前のスペースは、「スマコレクション」として無料で公開。須磨海浜水族園時代の淡水魚と、須磨水族館からの歴史をパネルで見ることができます。
日本初!イルカが泳ぐプール併設のホテルも
「オルカスタディアム」の奥には「神戸須磨シーワールドホテル」があり、水族館と同時開業します。
テーマは「海の夢をみる休日」。日本初となるイルカと触れ合えるプール「ドルフィンラグーン」を常設しており、イルカが泳いでいる姿を観察したり、宿泊者限定の特別プログラム(予約制・有料)を体験することができます。
ホテル宿泊者は「神戸須磨シーワールド」への入館無料で、チェックイン日からチェックアウト日まで水族館を思う存分満喫することができますよ。
いろんな発見がある、新しい水族館へ出かけよう
シャチやイルカの愛らしい一面や、小さな魚たちが一生懸命に泳ぐ姿、アシカやアザラシが気持ちよさそうに泳ぐ姿など、改めてじっくり観察してみると多様で豊かな生きものたちの行動。
“すべてのいのちは、こんなに大きい。”というコンセプトの通り、イキイキとした生きものたちから生命のぬくもりや尊さを感じた1日でした。
西日本初となるシャチの展示はもちろん、学びと遊びが融合した館内を、ぜひ隅々まで満喫してみてくださいね。